野村證券は日本最大手の証券会社として、「年収が高い」「実力主義」「激務だけど稼げる」といったイメージを持つ方が多いはず。
この記事では、最新データをもとに野村證券の平均年収・役職別年収・初任給、激務度・採用大学・福利厚生まで“リアルな待遇”を徹底解説します!
野村證券の平均年収・中央値はいくら?業界内の位置付けも解説!
野村證券は国内証券最大手として、年収・待遇も業界トップクラス。
ここでは、最新の平均年収と中央値、そして証券業界内でのポジションや他社比較をわかりやすく解説します。
「本当に稼げる?」「大和・日興と比べてどう?」という疑問にもバッチリ答えます!
平均年収
2024年3月期の公式ESGデータによれば、野村證券の平均年収は1,087万円(推定平均年齢:約40歳)です。
例年1,000万円を大きく上回る水準で推移しており、金融・証券業界全体の中でも際立った高待遇を維持しています。
景気や業績によって多少の変動はあるものの、「40代で年収1,000万円超え」「若手のうちから高収入を狙える」のが大きな魅力です。

業界内での位置づけ:高い(同業比較の一言メモ)
証券業界内で見ても、野村證券の年収は「高水準」です。
大和証券(1,626万円・グループ全体)やみずほ証券(1,020万円)、SMBC日興証券(1,000万円)と比べても、国内大手の中で常に上位。
特に「営業収益・ブランド・実績」の3点で国内No.1と言われる存在。
安定した収益基盤があるからこそ、社員への還元もしっかり行われています。
年度 | 平均年収 |
---|---|
2024年3月期 | 1,087万円 |
2023年3月期 | 1,077万円 |
2022年3月期 | 1,090万円 |
2021年3月期 | 1,014万円 |
2020年3月期 | 966万円 |
2019年3月期 | 1,060万円 |
野村證券の年収推移(過去6年)
野村證券は長期的に見ても年収1,000万円台を安定して維持しています。
2020年のみ若干の落ち込みはあるものの、すぐに回復傾向へ。
「収益力の高さがそのまま年収の高さに直結している」といえます。
将来を見据えて「安定収入×高収入」の環境を探している方にも安心できる実績です。
年度 | 平均年収 |
---|---|
2024年3月期 | 1,087万円 |
2023年3月期 | 1,077万円 |
2022年3月期 | 1,090万円 |
2021年3月期 | 1,014万円 |
2020年3月期 | 966万円 |
2019年3月期 | 1,060万円 |
年代・職種・役職別の年収目安
野村證券は“若手でも高収入を狙える”ことで有名ですが、年齢や部門・役職による年収レンジは金融業界でもトップクラスの幅広さ。
ここでは、年代ごと・部門ごと・役職ごとのリアルな年収の目安を分かりやすく紹介します。
「何歳で1,000万円?」「マネージング・ディレクターはどのくらい?」など、キャリアを描く上で役立つ情報が満載です!
年代別(20代/30代/40代/50代)
野村證券に新卒で入社し、順調にキャリアアップした場合の年齢ごとの年収イメージは下記の通り。
営業部門・投資銀行部門ともに、30代で年収1,000万円超、40代で1,500万~2,000万円が現実的な水準です。
業績・配属部門・評価による差はあるものの、「大手金融で早期に高年収が実現できる」ことが最大の魅力。
年齢 | 営業部門 | 投資銀行部門 |
---|---|---|
25歳 | 500~600万円 | 500~600万円 |
30歳 | 750~800万円 | 1,200~1,400万円 |
35歳 | 1,000~1,200万円 | 1,800~2,000万円 |
40歳 | 1,200~1,400万円 | 2,000万円以上 |
45歳 | 1,600万円以上 | 2,500万円以上 |
50歳 | 2,000万円以上 | 3,000万円以上 |
営業部門でも順調に昇格すれば40代で1,500万円超え、投資銀行部門(IBD)では30代で年収2,000万円も夢ではありません。



職種別(営業/ホールセール/コーポレート)
野村證券では所属部門によって年収水準が大きく変わります。
営業部門(リテール)はインセンティブ色が強く、成績次第でボーナスが大幅に変動。
一方、ホールセール部門・投資銀行部門はベース給が高く、ボーナスの割合も大きい“外資系並み”の報酬体系。
コーポレート部門(人事・経理・システム等)は年功序列+安定重視型で、年収レンジは営業やIBDよりやや低めですが、他業界と比べると十分高水準です。
役職別(アナリスト/アソシエイト/VP/ED/MD)
野村證券の役職別年収テーブルは下記の通り。
昇進ごとに一気に年収が伸びる「実力主義×インセンティブ型」の典型例です。
役職 | 営業部門 年収 | ホールセール部門 年収 |
---|---|---|
アナリスト | 500~700万円 | 500万円~ |
アソシエイト | 700~850万円 | 1,000万円~ |
シニアアソシエイト | 850~1,000万円 | – |
ヴァイス・プレジデント(VP) | 1,000~1,200万円 | 1,300万円~ |
エグゼクティブ・ディレクター(ED) | 1,200~1,500万円 | 2,000万円~ |
マネージング・ディレクター(MD) | 1,500万円~ | 3,000万円~ |
ED・MDクラスに昇格すれば年収2,000万円~3,000万円超も可能!
部門・成果・評価によっては“外資並み”の年収も狙えます。
初任給・新卒1年目の年収
野村證券の初任給は、2024年入社で大卒・修士ともに月給265,000円と、金融業界でも高めの水準です。
賞与や残業代が別途支給されるため、「1年目から生活に余裕がある」「都心勤務でも家計に安心感がある」といった声が多く、特に営業配属の場合はインセンティブや手当も充実しています。
学部卒/院卒の月給・賞与・想定年収
最新の初任給は以下の通り。
年度 | 大卒 | 院卒 |
---|---|---|
2024年入社 | 265,000円 | 265,000円 |
2023年入社 | 245,000円 | 245,000円 |
この月給に賞与(年1回、月給の5~6か月分が目安)や平均残業代(営業配属で月3~5万円想定)を加味すると、新卒1年目の想定年収は400~500万円程度が目安となります。
実績次第でインセンティブ・営業手当がプラスされるため、1年目で年収500万円超えも十分に狙える環境です。
モデルケース(残業月20h想定)
例えば大卒の場合、月給26.5万円+賞与(約130万円/年)+残業代(月約3.5万円×12)の場合、年収は約480万円となります。
営業成績が良ければボーナスや手当がさらに上乗せされ、「1年目から想像以上に稼げる」という声が多いです。



賞与・昇給・インセンティブ
野村證券の賞与・インセンティブは「成果重視・実力主義」が徹底されています。
特に営業・投資銀行部門は、会社業績と個人評価(営業成績・プロジェクト貢献度)がボーナスに大きく反映される仕組みです。
「成果を出せば1年目から大きな賞与」「昇格ごとに一気に昇給」という声も多く、やりがい・緊張感が共存する環境です。
支給回数/目安月数/評価軸・等級制度の概要
賞与は年1回(6月)支給され、月給の5~6か月分が平均的な目安。
営業は成績・評価によるインセンティブ比率が高く、昇給も「実力次第で青天井」という金融業界らしい特徴です。
ホールセール部門(IBD・マーケット)は、ベース給×個人+会社業績評価がダイレクトに反映されるため、昇進・成果次第で大きな年収アップが可能。
コーポレート部門は安定型ですが、賞与で年収レンジが底上げされます。
手取り額の目安(年収1,087万円・単身)
「野村證券で年収1,000万円を超えると、実際いくら手元に残る?」と気になる方も多いはず。
公式試算に基づき、年収1,087万円(40歳・単身世帯)の年間・月間の手取り額と、税金・社会保険料の内訳を解説します。
月次/年次の概算手取り(控除の簡易内訳)
年収1,087万円の場合、年間手取りは約778万円、月々の手取りは約65万円となります。
所得税・住民税・健康保険・厚生年金・雇用保険・介護保険を差し引くと手取り率は約72%。
「税金・社会保険料の負担は大きいが、それでもかなり余裕のある生活ができる」水準です。
項目 | 年収 | 月収 |
---|---|---|
額面収入 | 10,870,000円 | 905,833円 |
所得税 | 956,100円 | 79,675円 |
住民税 | 711,800円 | 59,316円 |
健康保険 | 552,978円 | 46,081円 |
厚生年金 | 713,700円 | 59,475円 |
雇用保険 | 65,220円 | 5,435円 |
介護保険 | 89,280円 | 7,440円 |
手取り | 7,780,922円 | 648,410円 |
「都心で家族持ちでも十分な水準」「将来への備えや自己投資も余裕でできる」という口コミも多く、“金融業界の手取りの現実”がイメージしやすい金額です。



福利厚生・待遇
野村證券の福利厚生は「大手金融ならでは」の豪華さと“働きやすさ”が共存しています。
保養所や社宅・住宅借り上げ制度など、生活面を徹底サポート。働く人の家計・健康・リフレッシュも守られる環境です。
休暇・働き方(有給取得率/在宅・フレックス)
有給取得率は直近71.3%と非常に高い水準。
平均残業時間は14.6時間(2024年3月期)と、金融・証券業界の中でも「働きやすい・休みやすい」と評判です。
本社部門・IT部門はリモートワークやフレックス導入率も年々増加。営業職も「有給を取りやすい雰囲気」といった口コミが多く、ワークライフバランス重視派にもおすすめです。
金銭系(退職金/住宅手当/持株会/年金)
従業員持株制度・財形貯蓄・退職金・企業年金など、金融業界らしい資産形成サポートが充実。
直営保養所(国内・ハワイ)や、インベストメントバンキング・グローバルマーケッツ向けの住宅借り上げ制度もあり、家計負担を大きく軽減できます。
「実質家賃補助が大きい」「福利厚生で年間数十万円単位の得がある」などの声も。
育成・キャリア(研修/公募/異動制度)
新卒・中途共に研修プログラムが非常に充実。
専門スキル・金融リテラシーを磨く階層別研修や、OJT、自己申告による異動・社内公募制度など「多彩なキャリアを描きたい人」にとって抜群の環境です。
また「配属後も異動希望が通りやすい」「若手のうちから多様な業務経験が積める」という声が多く、“総合金融グループならではのチャンスの多さ”が特徴。
野村證券は激務?労働時間の実態
「証券会社=激務」というイメージが強い中、野村證券の働き方はどうでしょうか?
実際には平均残業時間は14.6時間/月(2024年3月期)と、金融業界でもトップクラスの“時短”水準です。
部署や時期によって繁忙の波はありますが、長時間労働が続く“昔ながらの証券”というより「働きやすい会社」に大きく進化中。
平均残業時間/みなし残業の有無/休日日数
全社的にみなし残業は基本的に導入されておらず、実働分がしっかり残業代として支給されます。
休日は完全週休2日制・祝日・年末年始・長期連休もあり、年間休日120日超。
営業部門でも「土日にイベントが入る以外は、休日出勤はかなり少なくなった」との口コミが増えています。
「家族やプライベートとの両立」「有給消化率の高さ」も業界内で好評です。



口コミ・評判
野村證券の社員・元社員の口コミから、年収・待遇・ワークライフバランスについて実際の声をまとめました。
「本当に稼げる?」「きつい?やばい?」が気になる方は必見です。
年収に関する良い口コミ
「20代・30代で年収1,000万円超えは本当に夢じゃない」「インセンティブ・成果主義で実力がダイレクトに反映される」「ボーナスが大きいのでやりがいがある」「転職して収入が一気に増えた」など、年収・昇進・賞与の高さを評価する声が多数。
「住宅制度・持株会など福利厚生も充実」「有給が取りやすくなった」と働きやすさも実感されています。
年収に関する悪い口コミ
「インセンティブ頼みで基本給が意外と低い」「営業ノルマが厳しい時もある」「成果が出せないと賞与に響く」「昇進・昇格の競争はシビア」「支店によって雰囲気・忙しさに差がある」など、“金融業界特有のプレッシャー”を感じる声も目立ちます。
「昔よりはマイルドになったが、ハイプレッシャーなのは事実」といった意見も多く、「稼げる=楽ではない」という現実もしっかり把握しておきたいところです。
野村證券に向いている人・向いていない人
野村證券は「稼げる・成長できる」環境を求める人にはピッタリですが、一方で向き不向きがはっきり分かれる会社でもあります。
自分の性格やキャリア志向と照らし合わせて、後悔のない選択をしましょう。
- 野村證券に向いている人
- 高収入・成果主義・インセンティブ型の働き方を望む人
- 営業や数字の達成にやりがいを感じる人
- 成長・昇進・自己研鑽に意欲的な人
- 厳しい環境・高い目標を自分の力で乗り越えたいタイプ
- 全国転勤や変化に柔軟に対応できる人
- 金融・経済・投資に強い関心を持っている人
- 野村證券に向いていない人
- 安定・ルーティンワーク・年功序列を重視する人
- ノルマやプレッシャーの強い環境が苦手な人
- プライベートや自分の時間を最優先したい人
- 全国転勤や変化の多い働き方に抵抗がある人
- 数字や成果で評価されることにストレスを感じる人
「成果を出して高収入を得たい」「金融業界で成長したい」人には天職。
一方で、「安定志向」「ゆったり働きたい」方は他の業界も検討してみてください。
FAQ
野村證券についてよくある質問に、2024年度データと業界事情をもとにわかりやすく回答します。
Q. 野村證券の平均年収・中央値はいくら?
A. 2024年3月期の平均年収は1,087万円(推定平均年齢40歳前後)。
中央値は公開値がありませんが、平均×0.93~0.95のレンジと推定すると、1,010~1,030万円が目安です。
Q. 何年目で600/800/1,000/2,000万円に届く?
A. 年収600万円は20代後半、800万円は30歳前後、1,000万円は35歳前後(営業VP/IBDアソシエイト~VP)、2,000万円はEDクラス・営業支店長で到達。
部門・評価次第で早期昇進も十分可能です。
Q. 年代・職種で年収はどのくらい違う?
A. 20代で500~600万円、30代で800~1,200万円、40代で1,500万~2,000万円。
営業部門・IBDで大きな差がつき、営業はインセンティブ次第で年収が跳ね上がります。
Q. 初任給と新卒1年目の想定年収は?
A. 学部卒・院卒月給265,000円。賞与・残業代含めて新卒1年目の年収は400~500万円が目安(営業はインセンで500万円超も)。
Q. 残業時間やワークライフバランスは?
A. 平均残業14.6時間/月、有給取得率71.3%、年間休日120日以上。
金融業界内でも「働きやすさ改革」が進みつつあります。


