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セイコーエプソンの年収は?平均・年代別・初任給・福利厚生まで徹底解説

セイコーエプソンへの就職や転職を考えている方に向けて、最新の年収データや福利厚生、働き方、採用大学の傾向まで、気になる情報を一挙にまとめました。
年収の推移や役職別の給与テーブル、初任給、手取り額の目安、社員の口コミなど、リアルな実態を徹底解説します。
「エプソンって本当に高年収?」「激務なの?」「どんな人が向いている?」そんな疑問に答える決定版ガイドです!

目次

セイコーエプソンの平均年収・中央値はいくら?業界内の位置付けも解説!

まずはセイコーエプソンの年収水準をチェックしましょう。
業界内でのポジションや他社との比較も交え、エプソンの給与のリアルを明らかにします。

平均年収

セイコーエプソンの2025年3月期の平均年収は794万円平均年齢は43.2歳です。
この水準は日本の大手メーカーの中でも高めで、安定した給与体系が魅力です。
年収偏差値で見ると58.2(43歳時点)と、全国平均よりもかなり上位に位置しています。
また、賞与(ボーナス)は年2回・基本給の約6か月分と手厚く、業績連動で変動しますが、安定して高額支給されているのが特徴です。

業界内での位置づけ

セイコーエプソンの年収は、同業他社と比べてどの程度なのでしょうか?
下記の表をご覧ください。

会社名 平均年収 決算期
富士フイルム 1,124万円 2025年3月期
オリンパス 1,046万円 2025年3月期
キヤノン 866万円 2024年12月期
リコー 860万円 2025年3月期
ニコン 851万円 2025年3月期
コニカミノルタ 821万円 2025年3月期
ブラザー工業 804万円 2025年3月期
セイコーエプソン 794万円 2025年3月期

このように、エプソンの年収は業界内で「中の上」クラス。
トップの富士フイルムやオリンパスには及ばないものの、安定感と福利厚生の充実度で高い評価を得ています。

セイコーエプソンの年収推移(過去7年)

セイコーエプソンの年収はどのように推移してきたのでしょうか。
景気や業績による変動も含めて、過去7年分のデータをまとめました。

年度 平均年収 平均年齢
2025年3月期 794万円 43.2歳
2024年3月期 801万円 43.4歳
2023年3月期 812万円 43.7歳
2022年3月期 767万円 43.8歳
2021年3月期 712万円 44.0歳
2020年3月期 748万円 43.6歳
2019年3月期 772万円 43.6歳

2021年に一時的な落ち込みが見られますが、全体的には安定した推移。
直近3年は800万円前後で推移しており、今後も堅調な水準が期待できます。

年代・職種・役職別の年収目安

「自分の年齢やキャリアだとどのくらいもらえる?」
そんな疑問に答えるため、年代・職種・役職ごとの年収目安を詳しく解説します。

年代別(20代/30代/40代/50代)

セイコーエプソンでは年功序列と実力主義がバランスよく採用されています。
評価や昇進スピードによって差はありますが、目安は以下の通りです。

年齢 年収レンジ
25歳 450~500万円
30歳 600~650万円
35歳 750~800万円
40歳 850~900万円以上
45歳 1,000万円以上(評価次第)
50歳 1,100万円以上(評価次第)

20代で既に500万円近く、30代で600万円台、40代で900万円近くに到達するケースも多いです。
評価や役職によってはさらに上を目指すことも十分可能です。

職種別(開発/営業/コーポレート)

セイコーエプソンの主な職種ごとの年収目安は以下の通りです。

  • 開発職:600~900万円(30代~40代での目安。技術力やプロジェクトリーダー経験で上振れあり)
  • 営業職:600~950万円(インセンティブや成果給が加算される場合あり)
  • コーポレート(管理・企画):600~850万円(管理職昇進で1,000万円超も)

職種による大きな格差は少ないですが、営業職は成果次第でインセンティブが上乗せされることも。
開発職は専門性やマネジメント経験で高年収を狙えます。

役職別(一般/主任/係長/課長/部長)

セイコーエプソンではグレード制を採用し、昇進ごとに年収が大きくアップします。
役職別の年収イメージは以下の通りです。

役職 年次 年収レンジ
係員(A~E等級) 1~9年目 400~700万円
シニアスタッフ(主任クラス) 10~15年目 700~800万円
主事クラス 16~20年目 800~900万円
課長クラス(SSF5) 20年目以降 1,000~1,100万円
部長クラス 評価次第 1,200万円以上

昇進には論文試験や上司推薦が必要で、評価の高い社員は早期に高年収へ到達することも。

初任給・新卒1年目の年収

新卒で入社した場合の初任給や1年目の年収モデルを詳しく解説します。

学部卒/院卒の月給・賞与・想定年収

2024年入社の初任給は以下の通りです。

年度 大卒 修士
2024年入社 253,000円 280,000円

この月給に加え、賞与(年2回・約6か月分)、残業代が支給されます。
新卒1年目の想定年収は、大卒で約400~450万円、院卒で約430~480万円が目安です。

モデルケース(残業月20h想定)

例えば大卒・残業月20時間の場合、
・基本給:253,000円
・残業代:約40,000円
・賞与:約1,260,000円(基本給6か月分)
合計で年収約450万円となります。
院卒の場合はさらに30万円ほど上乗せされます。

賞与・昇給・インセンティブ

セイコーエプソンの賞与や昇給、評価制度について詳しく見ていきましょう。

支給回数/目安月数/評価軸・等級制度の概要

賞与は年2回(夏・冬)支給され、基本給の約6か月分が目安です。
業績連動型のため、会社の業績が良い年はさらに増額されることもあります。
昇給は年1回、評価制度は目標管理型で、期初に立てた目標の達成度を半期ごとに上司と確認します。
グレード制(等級制度)を採用し、昇進には論文試験や上司推薦が必要。
実力主義の側面もあり、評価次第で昇進スピードが大きく変わります。

手取り額の目安(年収794万円・単身)

「実際の手取りはいくら?」
税金や社会保険料を差し引いた手取り額をシミュレーションします。

月次/年次の概算手取り(控除の簡易内訳)

年収794万円・43歳・単身の場合、手取りの目安は以下の通りです。

項目 年収 月収
額面収入 7,940,000円 661,666円
所得税 423,500円 35,291円
住民税 445,500円 37,125円
健康保険 386,490円 32,207円
厚生年金 713,700円 59,475円
雇用保険 47,640円 3,970円
介護保険 62,400円 5,200円
手取り 5,860,770円 488,397円

年収800万円弱で、手取りは年約586万円、月約49万円が目安です。

福利厚生・待遇

セイコーエプソンは福利厚生が非常に充実していることで有名です。
働きやすさや生活の安定を支える制度を詳しくご紹介します。

休暇・働き方(有給取得率/在宅・フレックス)

有給休暇は初年度12日、2年目以降20日付与され、未消化分は翌年に繰り越し可能。
2023年度の有給取得率は78.5%と高水準です。
半日休暇やフレックス休日(年5日)、健やか休暇(医療・介護・育児目的で最大60日)など、柔軟な休暇制度が整っています。
在宅勤務やフレックスタイム制も導入されており、ワークライフバランスを重視した働き方が可能です。

金銭系(退職金/住宅手当/持株会/年金)

退職金制度あり
住宅:独身寮・社宅を格安で利用可能
財形貯蓄制度(一般・住宅・年金)
持株会企業年金も完備
医療施設や生協(食堂・売店)、各種スポーツ施設・保養所も利用できます。

育成・キャリア(研修/公募/異動制度)

新入社員研修や階層別研修、専門スキル研修が充実。
社内公募や自己申告による異動制度もあり、キャリアアップやジョブローテーションがしやすい環境です。

セイコーエプソンは激務?労働時間の実態

「エプソンは激務?」と不安な方も多いですが、実際の労働時間や残業実態を見てみましょう。

平均残業時間/みなし残業の有無/休日日数

2023年度の平均残業時間は13.4時間/月と、業界でもかなり短い水準。
みなし残業はなく、残業代は全額支給されます。
年間休日は120日以上で、完全週休2日制。
ワークライフバランスを重視したい方にもおすすめの企業です。

年度 年間総労働時間 月間平均残業時間
2019 1,879時間 14.5時間
2020 1,848時間 11.9時間
2021 1,854時間 12.4時間
2022 1,845時間 11.7時間
2023 1,866時間 13.4時間

離職率も1.2%(2023年度)と低く、長く働きやすい職場環境が整っています。

口コミ・評判

実際に働く社員の声から、年収や働き方に関するリアルな評判をピックアップしました。

年収に関する良い口コミ

・「賞与が多く、年収の満足度は高い。大手メーカーの中でも安定している」
・「30代で年収600万円を超え、40代で900万円近くまで伸びる。家族も安心できる」
・「福利厚生が手厚く、住宅費や医療費の負担が少ないので、実質的な可処分所得が多い」

年収に関する悪い口コミ

・「昇進には上司の推薦や論文試験が必要で、評価に納得できないこともある」
・「年功序列の傾向が強く、実力主義をもっと徹底してほしい」
・「高卒入社だと昇進に時間がかかり、年収が伸びにくい」

採用大学の傾向

セイコーエプソンの採用大学は幅広く、学歴フィルターはないと推測されます。
2024年度の主な採用校ランキングは以下の通りです。

順位 採用大学 就職者数
1位 信州大学 35人
2位 公立諏訪東京理科大学 13人
3位 中央大学 9人
4位 新潟大学・名古屋工業大学 8人
5位 東北大学・名古屋大学・芝浦工業大学 6人
6位 北海道大学・千葉大学・長岡技術科学大学・富山大学・金沢大学・東京電機大学・東京理科大学・明治大学・立命館大学 5人
7位 筑波大学・群馬大学・東京工業大学・静岡大学・九州工業大学・千葉工業大学・同志社大学・関西大学 4人

地元・信州大学が最多ですが、国公立・私立問わず幅広い採用実績があります。

新卒向けワンポイント(内定後すぐにやること)

内定後は配属や勤務地の希望調査、引越し準備(長野県勤務が9割)、健康診断や必要書類の提出を早めに進めましょう。
また、入社前研修やeラーニングが案内されることもあるので、案内メールはこまめにチェックしましょう。

セイコーエプソンに向いている人・向いていない人

  • 向いている人
    • 安定した大手メーカーで長く働きたい人
    • チームワークや協調性を重視する人
    • ワークライフバランスを大切にしたい人
    • 地方勤務(長野県)や将来の海外勤務に前向きな人
  • 向いていない人
    • 急激な昇進や成果主義を強く求める人
    • 都市部勤務にこだわりがある人
    • 変化の激しいベンチャー志向の人

FAQ

Q. セイコーエプソンの平均年収・中央値はいくら?

A. 直近2025年3月期で平均794万円。
中央値は公開されていませんが、平均×0.92~0.95と推定され、約730~755万円が目安です(年功序列型のため平均と大きな乖離はなし)。

Q. 何年目で600/800/1000万円に届く?

A. 600万円は30歳前後(主任クラス)、800万円は35歳前後(主事クラス)、1000万円は課長クラス(20年目以降)が目安。
評価や昇進スピードによって前後しますが、上司推薦や論文試験の合格が昇進のカギです。

Q. 年代・職種で年収はどのくらい違う?

A. 20代は450~500万円、30代は600~650万円が目安。
開発職は600~900万円、営業職は600~950万円(インセンティブ有)、コーポレート職は600~850万円程度です。

Q. 初任給と新卒1年目の想定年収は?

A. 学部卒253,000円・院卒280,000円、想定年収は大卒約450万円・院卒約480万円(残業月20hモデル)。

Q. 残業時間やワークライフバランスは?

A. 平均残業13.4h/月、有休取得率78.5%、休日日数120日以上。
ワークライフバランス重視の方にもおすすめです。

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