みずほ銀行は日本を代表するメガバンクの一角として、安定した高年収と充実した福利厚生が魅力です。
本記事では、みずほ銀行の平均年収や年代・役職別の年収目安、初任給、福利厚生、働き方、採用大学、口コミまで、最新データをもとに徹底解説します。
「みずほ銀行のリアルな給与水準や働きやすさが気になる」「転職や就職を検討している」「年収アップのキャリアを目指したい」そんな方はぜひ最後までご覧ください!
みずほ銀行の平均年収・中央値はいくら?業界内の位置付けも解説!
みずほ銀行の年収水準は、金融業界の中でもトップクラス。
ここでは最新の平均年収と、他行との比較、年収偏差値まで詳しくご紹介します。
平均年収
みずほ銀行の2025年3月期の平均年収は823万円(平均年齢40.3歳)です。
この数字は有価証券報告書に基づく公式データであり、都市銀行の中でも非常に高い水準となっています。
年収の内訳は、基本給+残業代+賞与(年2回、基本給の4~5か月分)で構成され、安定した収入が期待できます。
また、年功序列的な昇給もあり、偶数年次(4年目、6年目など)には大きな昇給タイミングが設けられています。
業界内での位置づけ
みずほ銀行の年収は、三井住友銀行や三菱UFJ銀行と並ぶ「三大メガバンク」の一角として、業界内でも上位に位置しています。
2025年3月期の金融機関の平均年収ランキングでは、みずほ銀行は823万円と、三井住友銀行(892万円)、三菱UFJ銀行(856万円)にはやや及ばないものの、りそな銀行(727万円)や商工中金(820万円)よりも高い水準です。
年収偏差値は65.3(40歳・823万円の場合)で、全国的にも高い位置づけとなっています。
企業 | 平均年収 | 出典 |
---|---|---|
日本政策投資銀行 | 1,135万円 | 25年3月期決算 |
三菱UFJ信託銀行 | 951万円 | 25年3月期決算 |
日本政策金融公庫 | 894万円 | 25年3月期決算 |
三井住友銀行 | 892万円 | 25年3月期決算 |
日本銀行 | 869万円 | 公式発表資料 |
三菱UFJ銀行 | 856万円 | 25年3月期決算 |
みずほ銀行 | 823万円 | 25年3月期決算 |
商工中金 | 820万円 | 25年3月期決算 |
千葉銀行 | 795万円 | 25年3月期決算 |
三井住友信託銀行 | 752万円 | 25年3月期決算 |
りそな銀行 | 727万円 | 25年3月期決算 |
みずほ銀行の年収推移(過去7年)
みずほ銀行の平均年収は近年上昇傾向にあります。
ここでは過去7年分の年収・平均年齢データを一覧表でご紹介します。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2025年3月期 | 823万円 | 40.3歳 |
2024年3月期 | 812万円 | 39.9歳 |
2023年3月期 | 793万円 | 39.5歳 |
2022年3月期 | 770万円 | 39.0歳 |
2021年3月期 | 729万円 | 38.1歳 |
2020年3月期 | 736万円 | 38.2歳 |
2019年3月期 | 737万円 | 37.7歳 |
年代・職種・役職別の年収目安
「自分の年齢やキャリアでどれくらい稼げるの?」という疑問にお答えします。
みずほ銀行の年収は、年齢・職種・役職によって大きく異なります。
ここでは、最新のデータや推定レンジをもとに、具体的な年収目安を解説します。
年代別(20代/30代/40代/50代)
みずほ銀行で新卒入社し、順調に昇進した場合の年代別年収目安は以下の通りです。
25歳で500~550万円、30歳で850~900万円、35歳で1,000~1,100万円、40歳で1,200万円以上、45歳で1,400万円以上、50歳で1,500万円以上と、年齢とともに着実に年収が上がっていきます。
この水準は同年代の全国平均と比べても圧倒的に高く、金融業界の中でもトップクラスです。
評価や昇進スピードによって個人差はありますが、総合職であれば多くの社員が30代後半~40代で年収1,000万円を突破しています。
年齢 | 年収目安 |
---|---|
25歳 | 500~550万円 |
30歳 | 850~900万円 |
35歳 | 1,000~1,100万円 |
40歳 | 1,200万円以上 |
45歳 | 1,400万円以上(評価次第) |
50歳 | 1,500万円以上(評価次第) |
職種別(例:開発/営業/コーポレート)
みずほ銀行の主な職種には、営業(リテール・法人)、本部企画、IT・システム、コーポレート(人事・総務・経理)などがあります。
総合職の場合、どの職種でも基本的な年収テーブルは共通ですが、営業職ではインセンティブや目標達成による賞与の上乗せが期待できます。
IT・システム系は専門性が高く、近年では中途採用でも高年収レンジが提示されることが増えています。
コーポレート部門も安定した年収水準ですが、昇進スピードや役職到達の難易度は部署ごとに差があります。
一般職の場合は総合職の5割程度の年収となりますが、転勤がなくワークライフバランス重視の働き方が可能です。
役職別(一般/主任/係長/課長/部長)
みずほ銀行の役職は「アソシエイト(1~5年目)」「リーダー(6~9年目)」「マネジメント(10~15年目、調査役・課長・部長代理クラス)」「EX職(15年目以上、次長・部長・支店長など)」と段階的に昇進します。
アソシエイトは400~600万円、リーダーは600~1,000万円、マネジメントは1,000~1,300万円、EX職は1,300~2,000万円(部長・支店長クラスは1,500~2,000万円)と、役職が上がるごとに大幅な年収アップが見込めます。
ただし、すべての社員がEX職や部長職に到達できるわけではなく、部長代理や調査役で頭打ちになるケースもあります。
役職 | 年収目安 |
---|---|
アソシエイト(1~5年目) | 400~600万円 |
リーダー(6~9年目) | 600~1,000万円 |
マネジメント(10~15年目) | 1,000~1,300万円 |
EX職(15年目以上) | 1,300~2,000万円 |
支店長 | 1,500~2,000万円 |
初任給・新卒1年目の年収
みずほ銀行は2024年に初任給を大幅アップ。
新卒1年目から高水準の給与が期待できます。
学部卒/院卒の月給・賞与・想定年収
2024年入社以降の初任給は、学部卒で月給260,000円、修士卒で月給280,000円です。
これに賞与(年2回、基本給の4~5か月分)と残業代が加わります。
新卒1年目の想定年収は、賞与4か月分+残業月20時間モデルで、学部卒約400万円、院卒約430万円が目安となります。
年度 | 大卒 | 修士 |
---|---|---|
2024年入社~ | 260,000円 | 280,000円 |
~2023年入社 | 205,000円 | 230,000円 |
モデルケース(残業月20h想定)
新卒1年目(学部卒)のモデルケースとして、月給260,000円+賞与4か月分+残業月20時間を想定すると、年収は約400万円となります。
院卒の場合は年収約430万円が目安です。
残業代や賞与の支給額によって多少前後しますが、都市銀行の中でも高い初任給水準です。
賞与・昇給・インセンティブ
みずほ銀行の賞与・昇給制度は、安定性と実力主義のバランスが取れています。
ここでは支給回数や評価制度の概要を解説します。
支給回数/目安月数/評価軸・等級制度の概要
賞与は年2回(夏・冬)支給され、支給額は基本給の4~5か月分が目安です。
評価は「目標管理(定量)」と「人事評価(定性)」の2軸で行われ、前者は賞与額、後者は昇給・昇進に影響します。
昇給は年功序列的な側面もあり、偶数年次(4年目、6年目、8年目、10年目)に大きな昇給があるのが特徴です。
リーダー職までは比較的年功で昇進できますが、マネジメント以上は実力・評価が重視されます。
手取り額の目安(年収823万円・単身)
年収が高いと気になるのが「実際の手取り額」。
みずほ銀行の平均年収(823万円)の場合、控除後の手取りはどれくらいになるのでしょうか。
月次/年次の概算手取り(控除の簡易内訳)
国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、年収823万円(単身・40歳)の場合、年間手取りは約606万円、月額約50万円です。
主な控除は所得税、住民税、健康保険、厚生年金、雇用保険、介護保険など。
下記の表で内訳を確認できます。
項目 | 年収 | 月収 |
---|---|---|
額面収入 | 8,230,000円 | 685,833円 |
所得税 | 471,300円 | 39,275円 |
住民税 | 469,400円 | 39,116円 |
健康保険 | 404,328円 | 33,694円 |
厚生年金 | 713,700円 | 59,475円 |
雇用保険 | 49,380円 | 4,115円 |
介護保険 | 65,280円 | 5,440円 |
手取り | 6,056,612円 | 504,717円 |
福利厚生・待遇
みずほ銀行は大手ならではの手厚い福利厚生が魅力。
金銭面だけでなく、働きやすさやキャリア支援も充実しています。
休暇・働き方(有給取得率/在宅・フレックス)
有給休暇取得率は83.4%(2023年度)と高い水準を誇ります。
また、近年は在宅勤務やフレックス制度も導入されており、ワークライフバランスを重視した働き方が可能です。
長期休暇やリフレッシュ休暇の取得実績もあり、プライベートの充実を図りやすい環境です。
金銭系(退職金/住宅手当/持株会/年金)
通勤費全額支給、昼食費補助、各種社会保険完備、持株会制度、住宅関連制度、財産形成支援制度など、金銭面のサポートも充実。
独身寮や社宅も用意されており、地方からの就職・転勤にも安心です。
企業年金や退職金制度も整備されており、長期的な資産形成が可能です。
育成・キャリア(研修/公募/異動制度)
みずほ銀行は人材育成にも力を入れており、階層別研修や専門研修、自己啓発支援、公募・異動制度などキャリアアップの機会が豊富です。
女性のキャリア支援や育児・介護との両立支援も進んでおり、ダイバーシティ推進にも積極的です。
みずほ銀行は激務?労働時間の実態
「銀行=激務」のイメージがありますが、みずほ銀行の実態はどうなのでしょうか。
残業時間や休日数のデータをもとに、働きやすさを解説します。
平均残業時間/みなし残業の有無/休日日数
平均残業時間は月21.2時間(2023年度)と、金融業界の中でも比較的短い水準です。
みなし残業制度は基本的にありません。
年間休日は120日以上で、土日祝日はしっかり休める体制が整っています。
繁忙期や部署によっては一時的に残業が増えることもありますが、全体としてはワークライフバランスが取りやすい職場環境です。
年度 | 月間平均残業時間 |
---|---|
2023 | 21.2時間 |
2022 | 22.1時間 |
2021 | 21.0時間 |
2020 | 19.9時間 |
2019 | 19.4時間 |
2018 | 21.2時間 |
口コミ・評判
みずほ銀行で実際に働く社員や元社員の口コミから、年収や働き方に関するリアルな声をまとめました。
年収に関する良い口コミ
「30歳で年収900万円近く、同年代の友人と比べてもかなり高い」「賞与が安定していて、生活設計が立てやすい」「評価が上がれば1,000万円以上も現実的」といった声が多く、年収の高さや安定感に満足している社員が多数です。
また、「女性でも総合職なら男性と同じ年収テーブルが適用される」「福利厚生が手厚く、実質的な可処分所得も多い」といった意見も目立ちます。
年収に関する悪い口コミ
一方で、「昇進スピードが遅いと年収が頭打ちになる」「部長や支店長クラスまで昇進しないと2,000万円には届かない」「一般職は総合職の半分程度の年収」といった声も。
「部署や上司によって評価に差が出る」「年功序列的な側面が強く、実力主義を求める人には物足りない」という意見も見受けられます。
採用大学の傾向
みずほ銀行は難関大学出身者が多く、学歴フィルターがあるとの噂も。
実際の採用実績を見てみましょう。
順位 | 採用大学 | 就職者数 |
---|---|---|
1 | 慶應義塾大学 | 51人 |
2 | 早稲田大学 | 35人 |
3 | 同志社大学 | 25人 |
4 | 立教大学 | 21人 |
5 | 明治大学 | 20人 |
6 | 関西学院大学 | 18人 |
7 | 一橋大学 | 15人 |
8 | 青山学院大学 | 14人 |
8 | 学習院大学 | 14人 |
10 | 中央大学 | 13人 |
上位は慶應義塾・早稲田・一橋・同志社・立教・明治・関西学院など、難関大学が中心。
みずほ銀行は全国から幅広く採用していますが、学歴重視の傾向は強いと言えます。
新卒向けワンポイント(内定後すぐにやること)
内定後は、入社前研修やeラーニングの受講、配属希望の提出、健康診断の受診などが主なタスクです。
また、銀行業界の基礎知識や時事ニュースのチェック、ビジネスマナーの復習もおすすめ。
同期との交流や、社会人生活に向けた生活リズムの見直しも早めに始めておくと安心です。
みずほ銀行に向いている人・向いていない人
- 向いている人
- 安定した高年収・福利厚生を重視したい人
- 着実なキャリアアップを目指したい人
- チームワークや協調性を大切にできる人
- 金融・経済に関心があり、学び続ける意欲がある人
- 向いていない人
- 実力主義・スピード昇進を求める人
- ルーティンワークが苦手な人
- 全国転勤や異動に抵抗がある人
- 厳しいノルマや数字管理が苦手な人
FAQ
Q. みずほ銀行の平均年収・中央値はいくら?
A. 直近2025年3月期で平均823万円。
中央値は公開されていませんが、平均×0.92~0.95(約757~782万円)が推定レンジです(大企業の年収分布からの推定)。
Q. 何年目で600/800/1000万円に届く?
A. 600万円はリーダー昇進の6年目、800万円は30歳前後(リーダー後半)、1,000万円はマネジメント昇進の10~15年目が目安です。
評価ランクや等級要件によって昇進スピードは異なります。
Q. 年代・職種で年収はどのくらい違う?
A. 20代は500~600万円、30代は800~1,100万円、40代は1,200万円以上が目安。
開発・IT系は専門性次第で高水準、営業はインセンティブで上乗せも。
一般職は総合職の5割程度です。
Q. 初任給と新卒1年目の想定年収は?
A. 学部卒は月給260,000円、院卒は月給280,000円。
想定年収は学部卒約400万円、院卒約430万円(残業月20hモデル)。
Q. 残業時間やワークライフバランスは?
A. 平均残業21.2h/月、有休取得率83.4%、休日日数は120日以上。
ワークライフバランスを重視した働き方が可能です。