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日揮株式会社の年収は?平均・年代別・初任給・福利厚生まで徹底解説

日揮株式会社(JGC JAPAN CORPORATION)は、エンジニアリング業界の最大手として知られ、国内外のプラント建設や機能材製造で高い技術力を誇ります。
この記事では、日揮の最新年収データや職種・役職ごとの年収目安、初任給、福利厚生、働き方、採用大学の傾向など、就職・転職を検討する方が知りたい情報を徹底解説します。
「年収はどのくらい?」「激務なの?」「どんな人が向いている?」など、気になる疑問にすべて答えます!

目次

日揮株式会社の平均年収・中央値はいくら?業界内の位置付けも解説!

日揮株式会社の年収水準は、エンジニアリング業界でも高い水準を維持しています。
ここでは、最新の平均年収や業界内でのランキング、年収偏差値について詳しく紹介します。

平均年収

日揮株式会社の2025年3月期の平均年収は931万円となっており、平均年齢は43.7歳です。
この数値は上場企業の中でも高水準であり、同年代の平均と比較しても大きく上回っています。
また、年収偏差値は67.2と、同年代・大卒・大企業の中でもトップクラスの位置付けです。
年収の内訳は「基本給+残業代+賞与(年2回)」で構成されており、賞与は基本給の4~5か月分以上が支給されるケースが多いです。

年度 平均年収 平均年齢
2025年3月期 931万円 43.7歳
2024年3月期 1,083万円 44.8歳
2023年3月期 844万円 43.0歳
2022年3月期 855万円 44.0歳
2021年3月期 841万円 44.4歳
2020年3月期 865万円 45.7歳
2019年3月期 956万円 43.6歳

業界内での位置づけ

日揮株式会社は、エンジニアリング業界の中でも年収水準が高いことで有名です。
同業他社と比較すると、千代田化工建設(1,038万円)に次ぐ2位の水準で、関電工(906万円)、きんでん(888万円)、九電工(713万円)よりも高い年収を誇ります。
このため、業界内では「高年収・高待遇」の企業として認知されており、転職市場でも非常に人気があります。

企業 平均年収 年度
千代田化工建設 1,038万円 2025年3月期
日揮 931万円 2025年3月期
関電工 906万円 2025年3月期
きんでん 888万円 2025年3月期
九電工 713万円 2025年3月期

日揮株式会社の年収推移(過去7年)

日揮株式会社の年収は景気や業績により変動がありますが、長期的に見ても高い水準を維持しています。
ここでは、過去7年分の年収・平均年齢・従業員数の推移をまとめました。

年度 平均年収 平均年齢
2025年3月期 931万円 43.7歳
2024年3月期 1,083万円 44.8歳
2023年3月期 844万円 43.0歳
2022年3月期 855万円 44.0歳
2021年3月期 841万円 44.4歳
2020年3月期 865万円 45.7歳
2019年3月期 956万円 43.6歳

出典:日揮株式会社 有価証券報告書

年代・職種・役職別の年収目安

日揮株式会社では、年齢や職種、役職によって年収に大きな幅があります。
ここでは、年代別・職種別・役職別の年収目安とその算出根拠を詳しく解説します。

年代別(20代/30代/40代/50代)

日揮株式会社の年代別年収目安は以下の通りです。
新卒で入社し、順調に昇進した場合のモデルケースとなっています。
評価や残業時間、海外駐在の有無などで変動するため、あくまで目安としてご覧ください。

  • 25歳:500~550万円
  • 30歳:650~700万円
  • 35歳:850~900万円
  • 40歳:1,000万円以上(評価次第)
  • 45歳:1,100万円以上(評価次第)
  • 50歳:1,200万円以上(評価次第)

このように、40代で年収1,000万円を超える社員も多く、50代では1,200万円以上も十分に狙える水準です。

職種別(例:開発/営業/コーポレート)

日揮株式会社の職種別年収は公開されていませんが、エンジニアリング業界の特性上、開発・設計職プロジェクトマネジメントが主軸となります。
開発・設計職は残業や海外赴任が多く、手当も充実しているため、年収レンジは600~1,200万円程度。
営業職やコーポレート部門も同様のレンジですが、インセンティブや手当の割合が異なる場合があります。
海外駐在の場合、手当込みで手取りが2倍程度になるケースもあり、年収アップを目指す方には大きな魅力です。

役職別(一般/主任/係長/課長/部長)

日揮株式会社の役職別年収テーブルは下記の通りです。
役職が上がるごとに年収も大きく上昇し、課長クラスで1,000万円超、部長クラスで1,500万円近くに到達することも可能です。

役職 年次 年収
G1(一般) 1~4年目 500~600万円
G2(主任・係長) 5~14年目 600~800万円
課長(G3) 15~20年目 900~1,200万円
部長 評価次第 1,200~1,500万円

課長クラスまでは基本的に全員が昇進可能ですが、部長以上は評価や実績が重視されます。

初任給・新卒1年目の年収

日揮株式会社の初任給や新卒1年目の年収は、毎年アップデートされています。
ここでは、最新の初任給やモデルケースを紹介します。

学部卒/院卒の月給・賞与・想定年収

2025年入社の初任給は、学部卒:250,000円修士卒:280,000円です。
これに加えて賞与(年2回)と残業代が支給されます。
新卒1年目の想定年収は、残業月20時間を想定した場合、学部卒:約400~450万円修士卒:約430~480万円が目安となります。

年度 学部卒 修士卒
2025年入社 250,000円 280,000円
2024年入社 240,000円 270,000円
2023年入社 240,000円 270,000円

モデルケース(残業月20h想定)

新卒1年目で残業が月20時間の場合、残業代は約3~4万円が加算されます。
賞与は初年度はやや低めですが、2年目以降は基本給の4~5か月分が支給されるケースが多いです。
モデルケースとして、学部卒で月給25万円+残業代+賞与で年収400~450万円、院卒で年収430~480万円が現実的なラインです。

賞与・昇給・インセンティブ

日揮株式会社では、賞与や昇給、インセンティブの仕組みが明確に設けられています。
ここでは、支給回数や目安月数、評価制度の概要を解説します。

支給回数/目安月数/評価軸・等級制度の概要

賞与は年2回(夏・冬)支給され、目安は基本給の4~5か月分以上です。
評価制度は、期初に目標設定を行い、半期ごとに上司と進捗確認を行って賞与額が決定します。
昇給は年1回実施され、等級制度(G1~G3、部長クラス)に基づき、実績や評価によって昇給幅が変動します。
管理職(課長以上)は残業代が支給されなくなりますが、基本給・賞与が大きく増加します。

手取り額の目安(年収931万円・単身)

年収が高いと税金や社会保険料の負担も大きくなります。
ここでは、年収931万円(平均年齢44歳・単身者)の手取り額を試算します。

月次/年次の概算手取り(控除の簡易内訳)

年収931万円の場合、年間の手取り額は約676万円、月額では約56万円となります。
主な控除項目は、所得税・住民税・健康保険・厚生年金・雇用保険・介護保険です。

項目 年収 月収
額面収入 9,310,000円 775,833円
所得税 665,300円 55,441円
住民税 566,400円 47,200円
健康保険 469,734円 39,144円
厚生年金 713,700円 59,475円
雇用保険 55,860円 4,655円
介護保険 75,840円 6,320円
手取り 6,763,166円 563,597円

福利厚生・待遇

日揮株式会社は、社員の働きやすさや生活の充実を重視した福利厚生が充実しています。
ここでは、休暇・働き方、金銭系、育成・キャリア支援の各側面から紹介します。

休暇・働き方(有給取得率/在宅・フレックス)

日揮株式会社の有給休暇取得日数は年間14.8日と高水準です。
在宅勤務やフレックスタイム制も導入されており、ワークライフバランスを重視した働き方が可能です。
海外駐在者には一時帰国休暇も用意されており、家族との時間も大切にできます。

金銭系(退職金/住宅手当/持株会/年金)

住宅手当として、横浜市内に2か所の独身寮(家賃6,100~14,100円)が用意されています。
退職金制度や企業年金、社員持株会など、将来に備えた制度も整っています。
海外赴任時には、海外勤務手当(10~40万円)家賃補助手当(30~50万円)教育費用手当(年間200万円強)別居手当などが支給され、実質年収が2倍近くになることもあります。

育成・キャリア(研修/公募/異動制度)

日揮株式会社では、研修制度や自己啓発支援、公募・異動制度が充実しています。
業務外のクラブ活動やファミリーケア制度、Welcome Back制度(配偶者の転勤等で退職した場合、3年以内なら復帰可能)など、社員の多様なライフステージをサポートしています。

日揮株式会社は激務?労働時間の実態

「日揮は激務」という噂もありますが、実際の労働環境はどうなのでしょうか。
ここでは、平均残業時間やみなし残業、休日日数などの実態を解説します。

平均残業時間/みなし残業の有無/休日日数

日揮株式会社の平均残業時間は月27時間と、エンジニアリング業界の中では比較的短い水準です。
みなし残業制度はなく、残業代は実働分が支給されます(管理職を除く)。
年間休日は120日以上、有給休暇取得日数も14.8日と、ワークライフバランスを重視した環境が整っています。
離職率も2.9%と低く、長期的に働きやすい職場と言えるでしょう。

口コミ・評判

実際に日揮株式会社で働いた方の口コミや評判を紹介します。
年収や働き方、キャリアパスについてのリアルな声をまとめました。

年収に関する良い口コミ

・「同年代の中でも年収が高く、賞与も安定しているので生活に余裕が持てる」
・「海外駐在になると手当が手厚く、手取りが2倍近くになるのは大きな魅力」
・「課長クラスで1,000万円を超え、やりがいと収入の両立ができる」

年収に関する悪い口コミ

・「業績によって賞与が変動するため、年によって年収に差が出る」
・「海外駐在は年収が大きく上がるが、その分労働時間やストレスも増える」
・「昇進スピードや評価によって年収が大きく変わるため、競争が激しい」

採用大学の傾向

日揮株式会社は、難関大学からの採用が多いことで知られています。
2024年度の採用大学ランキングでは、東京科学大学、横浜国立大学、東京理科大学、東北大学などが上位を占めています。
理系学部出身者が多いですが、文系からの採用も一定数あります。

順位 大学 就職人数
1位 東京科学大学 12人
2位 横浜国立大学 10人
3位 東京理科大学 8人
4位 東北大学 7人
5位 東京農工大学、京都大学、神戸大学、九州大学 5人
6位 北海道大学、千葉大学、長岡技術科学大学、大阪大学、青山学院大学、慶應義塾大学、中央大学、日本大学、早稲田大学 4人
7位 東京大学、名古屋大学、大阪公立大学、明治大学 3人

選考では、専門知識や論理的思考力、コミュニケーション能力が重視されます。

新卒向けワンポイント(内定後すぐにやること)

内定後は、業界研究や専門知識のブラッシュアップを進めておくことがおすすめです。
また、英語力やコミュニケーションスキルの向上も、海外プロジェクトやグローバルな業務に役立ちます。
入社前に同期との交流や、寮生活の準備も進めておくと安心です。

日揮株式会社に向いている人・向いていない人

日揮株式会社で活躍できる人、そうでない人の特徴をまとめました。

  • 向いている人
    • グローバルな環境で働きたい人
    • 高収入・高待遇を目指す人
    • 技術や専門知識の習得に意欲的な人
    • プロジェクト型の働き方やチームワークが得意な人
    • 海外赴任やチャレンジングな環境を楽しめる人
  • 向いていない人
    • 安定したルーティンワークを好む人
    • 残業や繁忙期の業務に抵抗がある人
    • 変化や新しい環境への適応が苦手な人
    • 専門知識や語学力の習得に消極的な人

FAQ

Q. 日揮株式会社の平均年収・中央値はいくら?

A. 直近2025年3月期の平均年収は931万円です。
中央値は公開されていませんが、平均の0.9~0.95倍(約840~880万円)と推定されます。

Q. 何年目で600/800/1,000万円に届く?

A. 目安として、600万円は5年目(G2)、800万円は10年目(G2後半)、1,000万円は15~20年目(課長クラス)で到達可能です。
評価ランクや等級制度によって昇進スピードは異なります。

Q. 年代・職種で年収はどのくらい違う?

A. 20代は500~700万円、30代は650~900万円、40代は1,000万円以上が目安です。
開発職や海外駐在は年収が高く、コーポレート部門も同等水準ですが、インセンティブや手当の割合が異なります。

Q. 初任給と新卒1年目の想定年収は?

A. 学部卒は月給250,000円、院卒は月給280,000円。
想定年収は学部卒400~450万円、院卒430~480万円(残業月20hモデル)です。

Q. 残業時間やワークライフバランスは?

A. 平均残業時間は月27時間、有給休暇取得日数は年間14.8日、年間休日は120日以上です。
ワークライフバランスを重視した働き方が可能です。

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