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カプコンの年収は?平均・年代別・初任給・福利厚生まで徹底解説

ゲーム業界で圧倒的な存在感を放つカプコン。
「バイオハザード」や「モンスターハンター」など世界的ヒット作を生み出す同社の年収や福利厚生、働き方の実態はどうなっているのでしょうか?
この記事では、カプコンの最新平均年収や年代・職種・役職別の年収目安、初任給、賞与・昇給制度、福利厚生、労働環境、採用大学の傾向まで、気になる情報を徹底的に解説します。
転職や就職を検討している方はもちろん、ゲーム業界の年収相場を知りたい方にも役立つ内容です。

目次

カプコンの平均年収・中央値はいくら?業界内の位置付けも解説!

まずはカプコンの最新平均年収と、ゲーム業界内での年収ランキングについてご紹介します。
業界大手の中でどの位置にいるのかも気になるポイントです。

カプコンの平均年収はどれくらい?

カプコンの2025年3月期における平均年収は919万円、平均年齢は38.0歳です。
この水準は日本の上場企業の中でも非常に高く、同年代の平均年収と比較しても圧倒的な高水準と言えるでしょう。
近年は業績好調を背景に、2022年以降は年収が大幅に増加しています。
特に2022年には平均年収が100万円以上アップし、2023年には30%増額、2024年にも5%超の昇給が実施されるなど、社員への還元姿勢が強まっています。

業界内での位置づけは?ソニー・任天堂との比較

カプコンの平均年収は、ゲーム業界大手の中でも上位に位置します。
2025年3月期のデータでは、ソニー(1,118万円)、任天堂(967万円)に次ぐ第3位。
DeNAやサイバーエージェントよりも高く、今後も年収水準の上昇が期待されています。
かつては「年収が低い」と言われた時期もありましたが、現在は業界トップクラスの待遇へと変貌を遂げています。

企業名 平均年収 出典
ソニー 1,118万円 25年3月期決算
任天堂 967万円 25年3月期決算
カプコン 919万円 25年3月期決算
DeNA 883万円 25年3月期決算
サイバーエージェント 882万円 24年9月期決算

カプコンの年収推移(過去5年)

カプコンの年収は近年右肩上がり。
ここ5年の推移を見れば、成長企業ならではのダイナミックな変化が分かります。

年度 平均年収 平均年齢
2025年3月期 919万円 38.0歳
2024年3月期 833万円 37.8歳
2023年3月期 766万円 37.6歳
2022年3月期 713万円 37.3歳
2021年3月期 603万円 37.1歳

年代・職種・役職別の年収目安

カプコンでは年齢や職種、役職によって年収レンジが大きく異なります。
ここでは公式データや推定値をもとに、年代・職種・役職ごとの年収目安を詳しく解説します。

年代別(20代/30代/40代/50代)

カプコンの年代別年収は、20代で587万円、30代で814万円、40代で992万円、50代で1,058万円と、年齢とともに着実に上昇します。
30代で800万円超え、40代で1,000万円に到達するのは、同世代の平均と比べても非常に高い水準です。
これらはあくまで平均値ですが、成果や評価によってはさらに高い年収を得ることも可能です。

年代 平均年収
20代 587万円
30代 814万円
40代 992万円
50代 1,058万円

職種別(開発/営業/コーポレートなど)

カプコンでは総合職、エンジニア、デザイナーなど主要職種で同様の年収テーブルが適用されています。
開発職(プログラマー・デザイナー)はもちろん、企画やサウンド、コーポレート部門も同等の待遇が期待できます。
職種による大きな年収格差は少なく、成果主義・実力主義が徹底されているのが特徴です。
中途採用の場合も、前職経験やスキルに応じて年収が決定されるため、転職時に大幅な年収アップを実現するケースも珍しくありません。

役職別(一般/主任/係長/課長/部長)

カプコンの役職別年収は以下の通りです。
「役職なし」から「部長クラス」まで、昇進に応じて年収レンジが大きく上昇します。
主任クラスで700~900万円、課長クラスで1,000~1,200万円、部長クラスでは1,200万円以上も可能です。
評価制度は目標達成度やプロジェクト売上などを加味し、翌年度の年俸に反映される仕組みです。

役職 年次 年収
役職なし 1~10年目 500~700万円
主任クラス 10~15年目 700~900万円
課長クラス 15年目~ 1,000~1,200万円
部長クラス 評価次第 1,200万円以上

初任給・新卒1年目の年収

新卒でカプコンに入社した場合の初任給や1年目の想定年収について解説します。

学部卒/院卒の月給・賞与・想定年収

カプコンの初任給は全職種共通で月額30万円
学部卒・院卒の区別なく、プログラマー・デザイナー・企画・サウンド・総合職すべてで同じ水準です。
これに加えて時間外勤務手当や通勤手当、株式報酬なども支給されます。
賞与は年2回(6月・12月)で、それぞれ2か月分が支給される年俸制が採用されています。
初年度の想定年収は、月給30万円×12か月+賞与(4か月分)=約420万円が目安です。

職種 初任給(月額)
プログラマー 300,000円~
デザイナー 300,000円~
企画 300,000円~
サウンド 300,000円~
総合職 300,000円~

モデルケース(残業月20h想定)

例えば残業が月20時間程度の場合、時間外手当が加算されるため、1年目の実質年収は約450~470万円程度になるケースも。
また、株式報酬や各種手当も充実しており、若手のうちから高い報酬を得やすい環境です。

賞与・昇給・インセンティブ

カプコンの賞与や昇給、評価制度について詳しく見ていきましょう。

支給回数/目安月数/評価軸・等級制度の概要

カプコンは年俸制を採用しており、年俸を16分割して毎月の給与と賞与として支給します。
月給は年俸の1/16、6月と12月にそれぞれ2か月分のボーナスが支給される仕組みです。
評価制度は、期初に設定した目標の達成度やプロジェクト・タイトルの売上実績が重視され、翌年度の年俸に反映されます。
近年は業績好調を背景に、全社的な昇給や初任給アップも積極的に実施されています。

手取り額の目安(年収919万円・単身)

カプコンの平均年収919万円(38歳・単身者モデル)の場合、実際の手取り額はどのくらいになるのでしょうか?

月次/年次の概算手取り(控除の簡易内訳)

国税庁や日本年金機構などの公式データをもとに試算すると、年収919万円の場合の年間手取りは約675万円、月あたりの手取りは約56万円です。
所得税・住民税・社会保険料などの控除を差し引いた後でも、非常に高い水準の可処分所得が得られます。

項目 年収 月収
額面収入 9,190,000円 765,833円
所得税 661,500円 55,125円
住民税 564,500円 47,041円
健康保険 445,950円 37,162円
厚生年金 713,700円 59,475円
雇用保険 55,140円 4,595円
介護保険 0円 0円
手取り 6,749,210円 562,434円

福利厚生・待遇

カプコンの福利厚生は業界でもトップクラス。
働きやすさや生活の安定を支える制度が充実しています。

休暇・働き方(有給取得率/在宅・フレックス)

カプコンの有給休暇取得率は82.8%(2024年3月期)と高水準。
在宅勤務やフレックスタイム制度も導入されており、ワークライフバランスを重視した働き方が可能です。
また、月平均残業時間も11.4時間と短く、プライベートの時間も確保しやすい環境です。

金銭系(退職金/住宅手当/持株会/年金)

カプコンでは健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険のほか、社員寮・社宅、持株会、財形貯蓄制度、特許報奨金、永年勤続表彰などの制度が整っています。
住宅手当や退職金制度もあり、長期的なキャリア形成を支援する仕組みが充実しています。

育成・キャリア(研修/公募/異動制度)

新入社員研修や階層別研修、自己啓発支援、公募・異動制度など、社員の成長を後押しする制度も豊富です。
クラブ活動やカウンセリングサービス、マッサージルーム、社員食堂など、心身の健康や社内コミュニケーションを促進する取り組みも特徴的です。

カプコンは激務?労働時間の実態

「ゲーム業界=激務」というイメージがありますが、カプコンの実態はどうなのでしょうか?

平均残業時間/みなし残業の有無/休日日数

カプコンの月間平均残業時間は11.4時間(2025年3月期)と、業界内でもかなり短い水準です。
みなし残業制を採用しているため、残業時間による給与の変動はありませんが、その分基本給が高く設定されています。
年間休日も120日以上と十分な日数が確保されており、自己都合離職率も2.8%と低く、働きやすい環境が整っています。

年度 平均残業時間 自己都合離職率
2025年3月期 11.4時間 2.8%
2024年3月期 10.1時間 2.5%
2023年3月期 10.1時間 3.2%

口コミ・評判

実際にカプコンで働く社員や転職者の口コミ・評判をチェックしてみましょう。

年収に関する良い口コミ

「業績好調の影響で年収が急激に上がった」「30代で800万円、40代で1,000万円を超えるのは大手でも珍しい」「賞与や株式報酬もあり、モチベーションが高まる」など、年収面での満足度は非常に高い声が目立ちます。
また、「福利厚生が充実していて生活面でも安心できる」「残業が少なくワークライフバランスが良い」といった意見も多く、働きやすさと高収入の両立が評価されています。

年収に関する悪い口コミ

一方で「かつては年収が低いと言われていた」「みなし残業制なので、繁忙期は実質残業代が出ない」「評価が厳しく、成果が出ないと年収が伸びにくい」といった声も。
また、「転職難易度が高く、内定を取るのが難しい」「採用大学のレベルが高く、学歴フィルターを感じる」といった就職・転職時のハードルの高さを指摘する意見も見受けられます。

採用大学の傾向

カプコンの採用大学は職種ごとに異なりますが、総合職では京都大学・東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学など難関大学出身者が多いのが特徴です。
プログラマーやデザイナー職では専門学校や美術大学からの採用も多く、多様なバックグラウンドの人材が活躍しています。
就職難易度は高めですが、適性やスキルをアピールできれば十分チャンスがあります。

職種 主な採用大学
総合職 京都大学大学院、東京大学大学院、名古屋大学大学院、早稲田大学、慶應義塾大学、同志社大学、立命館大学、明治大学、法政大学、上智大学、他多数
プログラマー 大阪大学大学院、東京理科大学大学院、HAL大阪、バンタンゲームアカデミー、ECCコンピュータ専門学校、他
デザイナー 武蔵野美術大学、東京工科大学、デジタルハリウッド大学、京都精華大学、HAL東京、専門学校名古屋デザイナー・アカデミー、他
企画 九州大学大学院、東京工業大学大学院、早稲田大学、日本工学院専門学校、他
サウンド 大阪音楽大学、HAL大阪、東放学園音響専門学校、Minnesota State University, Mankato、他

新卒向けワンポイント(内定後すぐにやること)

カプコンの内定を獲得したら、入社前に業界研究や最新ゲームタイトルのプレイ、プログラミングやデザインスキルのブラッシュアップをしておくと良いでしょう。
また、社内制度や福利厚生についても事前に確認し、入社後のキャリアプランをイメージしておくのがおすすめです。

カプコンに向いている人・向いていない人

  • 向いている人
    • ゲームやエンタメ業界に強い情熱を持っている
    • 自ら学び、成長し続ける意欲がある
    • 成果主義・実力主義の環境でチャレンジしたい
    • ワークライフバランスを重視しつつ高収入を目指したい
    • 多様なバックグラウンドの仲間と協働できる
  • 向いていない人
    • 安定志向で変化や挑戦を避けたい
    • 自分のペースで淡々と仕事をしたい
    • 成果や評価にこだわりが薄い
    • 激務や繁忙期の対応が苦手
    • 学歴やスキルに自信がない場合は対策が必要

FAQ

Q. カプコンの平均年収・中央値はいくら?

A. 直近2025年3月期で平均919万円。中央値は公開値がないため、平均×0.93=約855万円程度と推定されます(同業他社の中央値比率を参考)。

Q. 何年目で600/800/1000万円に届く?

A. 600万円は20代後半~30歳前後(役職なし)、800万円は30代前半~中盤(主任クラス)、1,000万円は40代(課長クラス)が目安。評価ランクや等級によって前後します。

Q. 年代・職種で年収はどのくらい違う?

A. 20代587万円~、30代814万円~、開発・企画・デザイナーなど主要職種は同等レンジ。営業職はインセンティブが加わる場合もあり、個人差が出やすいです。

Q. 初任給と新卒1年目の想定年収は?

A. 学部卒・院卒ともに月給30万円、想定年収は420万円(賞与含む)。残業月20hモデルでは450~470万円程度になることも。

Q. 残業時間やワークライフバランスは?

A. 平均残業11.4h/月、有休取得率82.8%、休日日数は120日以上。プライベートも大切にできる環境です。

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