サイボウズは、グループウェアやクラウドサービスで注目を集めるITベンチャー企業。
「サイボウズの平均年収って実際いくら?」「エンジニア・ビジネス職で収入差は?」「新卒・中途の初任給やボーナス、福利厚生の実態は?」
本記事では、サイボウズの年収・待遇を2025年最新データで徹底解説!
平均・職種別・年齢別・初任給・ボーナス・手取り・残業・評価制度・福利厚生、そして競合他社との比較までリアルな数字と解説を盛り込みました。
転職や就職を考える方、IT業界の年収相場を知りたい方は必見です。
サイボウズの平均年収・業界内のポジションは?
サイボウズの平均年収は648万円(2022年度有価証券報告書より)。
これは日本全体の平均年収(458万円)と比べ約190万円高い水準です。
給与は「基本給+みなし残業代+ボーナス+各種手当」で構成されており、ITエンジニア・ビジネス職問わず全体的に高めの給与設定が特徴です。
業界内での位置づけ:IT業界平均より高め(同業比較の一言メモ)
サイボウズの年収は、国内IT業界の平均(638万円)を上回る水準であり、競合ベンチャーや中堅ITより安定して高収入が狙えます。
一方、ジャストシステムやソフトバンクG、メルカリ、野村総合研究所など年収1,000万超えのメガベンチャー・SIer大手と比べると「控えめ」ですが、SaaS・Web系での働きやすさ・福利厚生を重視したい人におすすめ。

社名 | 平均年収 |
---|---|
ジャストシステム | 1,439万円 |
ソフトバンクグループ | 1,340万円 |
野村総合研究所 | 1,242万円 |
メルカリ | 1,036万円 |
サイボウズ | 648万円 |
IT業界平均 | 638万円 |
サイボウズの年収推移(過去10年分)|右肩上がり&安定感
過去10年間のサイボウズの平均年収推移を見ると、2016年度583万円→2022年度648万円と右肩上がりで増加。
特に2020年度以降はクラウド・リモートワーク需要の急拡大により年収も大幅アップしています。
景気変動や社会環境の変化にも強く、IT業界の中でも“安定して成長できる企業”と言えるでしょう。
年度 | 平均年収 |
---|---|
2013年度 | 616万円 |
2016年度 | 583万円 |
2018年度 | 600万円 |
2020年度 | 601万円 |
2022年度 | 648万円 |
売上も10年で4倍以上に拡大しており、「給与もキャリアも伸ばしたい人」にぴったりの会社です。
年代・職種別・年齢別の年収目安|サイボウズで「いくら稼げる?」を徹底解説
サイボウズの年収は、職種・役職・年齢・スキルによって幅広く設定されています。
ここでは、最新の求人・口コミ・公式データを元に、職種・年齢ごとの目安年収を詳しく紹介します。
職種別の平均年収(営業/エンジニア/ビジネス/クリエイティブ系)
サイボウズでは職種間の年収格差が比較的少なく、エンジニア・クリエイティブ・ビジネス職でも大きな差が出ないのが特徴です。
・営業職:450万円
・エンジニア職:550万円
・企画・事務・管理系:520万円
・専門サービス系:560万円
・クリエイティブ系:550万円
どの職種でも、国内平均年収(458万円)より高い水準をキープしています。
職種 | 年収目安 |
---|---|
営業 | 450万円 |
エンジニア | 550万円 |
企画・事務・管理 | 520万円 |
専門サービス | 560万円 |
クリエイティブ | 550万円 |
年齢別の年収目安
サイボウズの年齢別年収モデルでは、30歳で約570万円、35歳で670万円が目安。
平均年収648万円を超えるのは35歳がボーダーですが、スキルや業績次第で20代後半から600万円台に到達するケースもあります。
40歳では550万円という声もあり、“年齢=年収”というより成果・貢献度重視の評価が特徴です。



年齢 | 年収目安 |
---|---|
30歳 | 570万円 |
35歳 | 670万円 |
40歳 | 550万円 |
サイボウズの年収モデル・職種別レンジ(転職・キャリア採用含む)
サイボウズの公式求人情報・キャリア採用ページには、職種別に細かな想定年収レンジが明記されています。
たとえば、Webエンジニア・フロントエンド・SRE・PM・デザイナー・QA・iOS/Android・ビジネス職・コーポレート職など多様な職種ごとに450万円~1500万円超まで幅広いレンジが設定。
リードエンジニアやシニアエキスパートは800万~1500万円も可能です。
職種・グレード | 年収レンジ |
---|---|
リードエンジニア | 800~1200万円 |
Webエンジニア | 650~1500万円 |
QAエンジニア | 550~1200万円 |
フロントエンドエンジニア | 650~1500万円 |
iOS/Androidエンジニア | 650~1500万円 |
クラウド基盤エンジニア | 600~1500万円 |
営業(東京) | 500~800万円 |
ビジネス職 | 320~800万円 |
コーポレート職 | 450~800万円 |
大手ITや外資系のような「爆発的な高年収」は少ないですが、「着実な昇給とバランス型の年収アップ」が狙える会社です。
初任給・新卒1年目の年収|サイボウズのスタート年収を徹底分析
サイボウズの初任給(新卒1年目)は、業界でも高水準の設定が特徴です。
エンジニア系は月給33.5万~46万円(40時間のみなし残業代込み)、ビジネス職は月給32万円~、コーポレート職も32万円~と、想定年収は450~650万円以上となっています。
学歴・専攻による格差もなく、「やりたい職種に応募できる自由な社風」もポイントです。
職種 | 初任給(月給) | 想定年収 |
---|---|---|
Web/フロント/バックエンド/生産性向上エンジニア職 | 36万円~ | 504万円~ |
クラウド基盤エンジニア(SET) | 33.5万円~ | 469万円~ |
フロントエンドエキスパート職 | 46万円~ | 650万円~ |
QAエンジニア職 | 33.5万円~ | 469万円~ |
プロダクトマネージャー/デザイナー職 | 35~36万円~ | 490~504万円~ |
ビジネス職/コンサル/経営企画 | 32万円~ | 448万円~ |
障害者採用(ビジネス職等) | 26万円~ | 364万円~ |
みなし残業代は月40時間分が初めから月給に含まれており、超過分は追加で全額支給されます。
賞与(ボーナス)は年2回・基本給2ヶ月分が目安です。
ボーナス・昇給・手取り額|サイボウズのリアル年収構成
サイボウズのボーナス(賞与)は年2回・2月と8月に支給。
基本給の合計2ヶ月分(年2回)がベースですが、業績や評価により前後します。
みなし残業手当も含めると、若手のうちから「年収500万円台」が現実的に狙えます。
月次・年次手取り額(控除内訳例)
サイボウズの平均年収648万円の場合、年間手取りは約495万円・月41.3万円が目安。
税金・社会保険控除を差し引いても、手取り率は約76~77%と安定した水準です。
控除項目 | 年間 |
---|---|
所得税 | 237,500円 |
住民税 | 342,500円 |
厚生年金 | 581,940円 |
健康保険 | 318,000円 |
雇用保険 | 38,880円 |
控除額合計 | 1,518,820円 |
手取り額 | 4,961,180円 |
家族構成や居住地域、扶養状況で控除額は異なりますが、「生活費+貯蓄+自己投資」も十分叶うバランスです。
残業・働き方・評価制度|サイボウズは激務?働きやすさの実態
サイボウズの平均残業時間は月10.6時間。
日本全国の平均(約10.1時間)とほぼ同じかやや短め。
みなし残業代(40h分)込みでも「必ず40時間残業」ではなく、効率よく仕事を終えれば自分時間が増やせる環境です。
みなし残業の仕組みと評価制度
・みなし残業は「1ヶ月40時間」で設定、超過分は追加で全額支給
・評価は「本人希望+チーム評価」の2軸で、チームへの貢献・スキル・市場価値・個人の希望など多面的に評価
・毎年オープンなフィードバックや給与交渉の場もあり、本人希望や働き方の柔軟さを重視した独自カルチャー



福利厚生・働き方・キャリア支援|サイボウズ独自の制度まとめ
サイボウズは「働き方の多様性・柔軟性」「キャリア支援」「家庭や健康との両立」を重視した独自の福利厚生・社内制度が多数あります。
単なる給与だけでなく、“ライフイベントや成長も大切にしたい”人には理想的な職場です。
基本的な福利厚生・休暇・手当
・通勤手当(上限5万円/月、勤務日数で按分)
・リモートワーク環境手当(5,000円/月)
・完全週休2日制(土日祝)、年末年始休暇
・各種社会保険・労災・雇用保険
・特別休暇(プロアクティブ休暇、ケア休暇など)
独自の社内制度・柔軟な働き方
・働き方宣言制度(勤務時間・場所・日数を自由に選択OK)
・ウルトラワーク(予定外の急な勤務変更も柔軟に対応)
・副業OK(個人の自由、リスク説明も徹底)
・カフェ代補助(リモートや外出先の仕事場所として経費申請OK)
・子連れ出勤(育児・家庭事情がある場合も安心)
・リモート主体のチームワークを補う「チムビル制度」もあり
キャリア支援・学びの制度
・「大人の体験入部」や社内公募で他部署の仕事も体験可能
・Myキャリ(やりたいこと・スキルを全社に公開し異動・プロジェクト参加をサポート)
・育自分休暇(最長6年のキャリアブレイクもOK/復帰保証あり)
・Self Learning Program(業務上の学習費を年間12万円まで補助)
・キャリア相談窓口や、社員主催の「サイボウズアカデミア」も盛況
育児・介護・ライフイベント支援
・育児休業(最長6年/再取得も可)、産前産後休暇(妊娠判明から産後56日)
・ケア休暇(本人や家族の傷病時、年間5日まで申請可能)
・子連れ出勤制度も公式ルールあり
資産形成・社内コミュニケーション
・従業員持株会(拠出金の10%を奨励金として付与)
・リモート環境下での「チームビルディング費用補助」あり
・イベントやワークショップ、社内SNSも活発
口コミ・評判・サイボウズに向いている人・向かない人
実際にサイボウズで働く人の口コミや、向いている人・合わない人の傾向をピックアップ!
企業カルチャーや実際の働き方のリアルな声を参考にしましょう。
良い口コミ・評判
・「自由度の高い働き方で、ライフイベントもキャリアも両立しやすい」
・「自分の希望やスキルが給与や働き方に反映されるので納得感が強い」
・「平均年収も高めで福利厚生も独自性があり、ストレスフリーで長く働ける」
・「在宅勤務・副業・時短・地方勤務もOKで、子育てや介護との両立も◎」
悪い口コミ・評判
・「みなし残業が多い月だと割に合わない感じがする」
・「外資ITやメガベンチャーほどの爆発的な年収アップは狙いにくい」
・「評価が自己申告+チーム評価なので“自己アピールが苦手”だと年収が伸びにくい」
・「転職直後は社風や制度の自由さに慣れるまで戸惑うこともある」
サイボウズに向いている人・向いていない人
- 向いている人
- 柔軟な働き方・リモート志向・副業志向の人
- 自己成長・キャリアチェンジに意欲がある人
- チームワークやコミュニケーションが得意な人
- ワークライフバランス重視/家庭と仕事を両立したい人
- “個人の希望・意思”を自分で言語化して交渉できるタイプ
- 向いていない人
- 爆発的な年収アップ・ピラミッド型出世競争を求める人
- 自己申告やチーム内での自己開示が苦手な人
- トップダウン型の明確な評価や命令・指示に慣れている人
- 変化よりも“安定”を第一にしたい人
FAQ|サイボウズの年収・働き方に関するよくある質問まとめ
サイボウズの就職・転職を検討する上でよく聞かれる「年収・初任給・ワークライフバランス」などに一問一答形式でまとめて回答!
Q. サイボウズの平均年収・中央値はいくら?
A. 2022年度の平均年収は648万円です。中央値は非公開ですが、平均の90~95%(580万~615万円)程度が目安と推定されます。
Q. 何年目で600/800/1000万円に届く?
A. 600万円台は30代前半、エンジニア・上級職種で20代後半から到達可能。800万円超はリードエンジニアやシニアグレードで達成。1000万円超はエキスパート、PM、スペシャリスト職の上位レンジが目安です。
Q. 年代・職種で年収はどのくらい違う?
A. 30歳で570万円、35歳で670万円が目安。職種間の年収差は小さいですが、リーダー・スペシャリスト・専門性が高い職種は大幅アップも狙えます。
Q. 初任給と新卒1年目の想定年収は?
A. エンジニア職は月給33.5万~46万円、ビジネス・コーポレート職は月給32万円~。想定年収は450万~650万円台。賞与・みなし残業40h込です。
Q. 残業時間やワークライフバランスは?
A. 平均残業時間は月10.6時間。みなし残業40時間込みですが、効率重視・定時退社OK。働き方宣言・副業・在宅勤務OKで、ワークライフバランスは非常に良好です。
まとめ|サイボウズの年収・キャリアを総括
サイボウズは平均年収648万円と、IT業界平均より高めで安定した給与・待遇が特徴。
初任給・年収モデルも業界水準より上で、キャリアやライフステージに合わせて「柔軟な働き方・福利厚生・成長支援」も充実しています。
爆発的な年収アップよりも、納得できる給与・自由な働き方・自分らしいキャリアを大切にしたい人には最適な職場。
転職・就職の際は、エージェント活用や公式サイト情報もフル活用し、「自分に合う働き方」を見つけてください!