高年収・安定経営で有名な大日本印刷(DNP)。
「平均年収は?役職ごとにどれくらい違う?初任給や福利厚生は?」
そんな疑問に最新データと実際の社員の声で徹底解説します。
DNPで働くリアルを知りたい方は必見!
【2025年版】大日本印刷(DNP)の年収・平均・業界比較
大日本印刷(DNP)は国内最大級の総合印刷企業であり、安定した高年収企業としても知られています。
ここでは平均年収・業界内の位置づけを最新データでご紹介します。
平均年収
2025年3月期の有価証券報告書によると、大日本印刷の平均年収は830万円(平均年齢44.6歳)。
ここ数年でも着実に年収アップしており、2021年3月期は766万円、2019年3月期は726万円でした。
年功序列色が強い会社ですが、「安定×高収入」を両立できる優良企業です。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2025年3月期 | 830万円 | 44.6歳 |
2024年3月期 | 804万円 | 44.2歳 |
2023年3月期 | 797万円 | 43.8歳 |
2022年3月期 | 768万円 | 43.2歳 |
2021年3月期 | 766万円 | 42.8歳 |
2020年3月期 | 744万円 | 42.6歳 |
2019年3月期 | 726万円 | 42.2歳 |
業界内での位置づけ:高い?標準?
印刷業界の中でも大日本印刷はトップ水準の年収を誇ります。
競合の凸版印刷と比較しても大日本印刷の方が平均年収で10万円以上高いのが現状です。
「高収入×安定雇用」のバランスが魅力で、働く人からも“勝ち組”と呼ばれる理由になっています。
年収偏差値は59.2(45歳830万円想定)、大卒・大手企業の中でも高い位置にランクインしています。

大日本印刷の年収推移(過去7年)
年収が安定して右肩上がりなのも大日本印刷の特徴です。
ここでは過去7年分の平均年収・平均年齢推移を一覧表にまとめました。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2025年3月期 | 830万円 | 44.6歳 |
2024年3月期 | 804万円 | 44.2歳 |
2023年3月期 | 797万円 | 43.8歳 |
2022年3月期 | 768万円 | 43.2歳 |
2021年3月期 | 766万円 | 42.8歳 |
2020年3月期 | 744万円 | 42.6歳 |
2019年3月期 | 726万円 | 42.2歳 |
コロナ禍でも年収水準をしっかりキープしており、大手上場企業ならではの強みが見て取れます。
40代後半以降に1,000万円超の管理職も多数。
安定的に高収入を目指すなら、非常に魅力的な選択肢です。



年代・役職別の年収目安
DNPでのキャリアは、年齢・役職によって年収が大きく変わるのが特徴です。
ここでは年代・役職別の目安年収レンジを分かりやすくまとめます。
「どのくらいの年齢・年次でどこまで到達できる?」という疑問にズバリお答えします。
年代別(20代~50代)
大日本印刷では、年功序列+実力評価の色が強く、20代後半で500万円、30代前半で600万円台、40代で900万円超も目指せる給与テーブルです。
40代以降は管理職に昇進することで1,000万円~1,100万円も可能。
50代部長クラスで1,200万円以上を狙えるケースも増えています。
年齢 | 年収目安 |
---|---|
25歳 | 450~500万円 |
30歳 | 600~650万円 |
35歳 | 700~750万円 |
40歳 | 850~900万円以上(評価次第) |
45歳 | 1,000万円以上(評価次第) |
50歳 | 1,100万円以上(評価次第) |
役職別(役職なし/上級職/課長/部長/本部長)
大日本印刷の昇進は「役職なし→上級職→課長→部長→本部長」という流れ。
役職なしの1~10年目は450~650万円が一般的なレンジ。
上級職(10~15年目)は700~850万円と一気に年収が上昇し、課長で900~1,100万円。
部長は1,200万円超、本部長になると1,500万円超も現実的です。
若手のうちは年功序列で横並び昇進、課長以降で差がつきますが、部長まで登りつめると年収インパクトが抜群。
役職 | 年次目安 | 年収レンジ |
---|---|---|
役職なし | 1-10年目 | 450~650万円 |
上級職 | 10-15年目 | 700~850万円 |
課長 | 15年目~ | 900~1,100万円 |
部長 | 評価次第 | 1,200万円~ |
本部長 | 評価次第 | 1,500万円~ |
初任給・新卒1年目の年収(学部卒・院卒別)
DNPの初任給は2024年入社時点で、学部卒25.2万円・院卒27.2万円と大手企業らしい高水準。
ボーナスや残業代を含めると1年目の年収は約370~410万円が目安となります。
ここでは過去の初任給推移と、1年目モデル年収の計算例をご紹介します。
年度 | 大卒 | 修士卒 |
---|---|---|
2018年 | 216,000円 | 236,000円 |
2020年 | 221,000円 | 241,000円 |
2022年 | 223,000円 | 243,000円 |
2023年 | 235,000円 | 255,000円 |
2024年 | 252,000円 | 272,000円 |
賞与・昇給・インセンティブ
DNP(大日本印刷)の賞与は年2回(6月・12月)支給され、年間合計で基本給の5~6か月分が目安となっています。
賞与額は「個人評価」と「会社(事業部)の業績」の2軸で決まり、頑張りがしっかり反映される仕組みです。
昇給は年1回(4月)で、毎年一定額の昇給があり、年功序列的な安定昇給+評価によるメリハリが特徴的。
上級職以上になるとみなし残業制度へ切り替わり、基本給が大幅にアップしますが、残業代は支給されなくなる点には注意が必要です。
インセンティブについては「管理職やプロジェクト責任者への特別表彰」「事業部業績に応じた特別賞与」がある場合も。
また、全社員向けの表彰や社内公募制度など、チャレンジを応援するカルチャーも根付いています。



年収830万円の手取り額目安(単身モデル)
DNPで平均年収830万円(45歳モデル)の場合、年間の手取りは約610万円、月あたりは約51万円となります。
社会保険料・所得税・住民税・介護保険料などを差し引くと、手取りは年収の約7割前後が目安。
可処分所得が高く、家計や貯蓄の面でも安心できる水準です。
年収 | 年間手取り | 月手取り |
---|---|---|
8,300,000円 | 約6,107,592円 | 約508,966円 |
【控除内訳例】
所得税 483,700円/住民税 475,600円/健康保険 404,328円/厚生年金 713,700円/雇用保険 49,800円/介護保険 65,280円
(※国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式データより試算)



福利厚生・待遇
DNPの福利厚生は大手企業の中でも充実度トップクラス。
企業年金、財形貯蓄、住宅資金融資、持株会、共済会などの資産形成系から、リゾート・スポーツ・医療施設まで幅広く用意されています。
また、育児・介護・産休・在宅勤務などライフステージに応じた支援制度も整っており、社員が安心して長く働ける仕組みが徹底されています。
キャリアサポートや健康相談、カウンセリングサービスも用意されているので「困った時も一人じゃない」安心感があります。
カテゴリ | 主な内容 |
---|---|
金銭系 | 企業年金、財形貯蓄、住宅融資、従業員持株会、団体保険 |
休暇・働き方 | 有給休暇(取得率62.4%)、産前産後休、妊娠・育児休暇、介護休業、在宅勤務、リフレッシュ休暇 |
施設・相談 | リゾート施設、スポーツ施設(体育館・温水プール・フィットネス・テニスコート等)、診療所、各種相談室、メンタルヘルス・健康相談 |
休暇・働き方(有給・在宅・フレックス)
年間休日は120日超、有給取得率は62.4%(2024年度)。
在宅勤務・フレックス制度の導入や、介護・育児両立のための短時間勤務制度など、柔軟な働き方がしやすいのもDNPの特徴。
コロナ以降はリモートワーク環境も大幅強化されました。
ライフステージに応じて制度が活用しやすい点は、男女問わず高く評価されています。
金銭系(退職金・住宅手当・持株会・年金)
退職金制度や住宅手当も充実。
財形貯蓄・企業年金・従業員持株会など将来に備えた制度も多彩。
「お金に困りにくい会社」「将来設計の安心感が違う」との口コミも多く、長期キャリアを志向する人には特に魅力的です。
育成・キャリア(研修・公募・異動)
DNPでは、研修・自己啓発支援が積極的に行われています。
社内公募・キャリア面談・職場復帰プログラムもあり、「自分らしいキャリア」を描きやすい環境。
他部署やグループ内異動も可能で、本人の希望を反映しやすい風土が根付いています。
DNPは激務?労働時間の実態
「DNPって激務?」という声も多いですが、実際の平均残業時間は11.8時間/月(2023年度)と大手メーカーの中ではかなり少なめ。
有給取得率も62.4%と高く、ワークライフバランスは年々向上しています。
みなし残業は上級職以上で適用されますが、若手・一般社員は残業代が1分単位でしっかり支給されます。
年間休日は120日以上、産休・育休・介護休業もフル活用できるため、「働き方の自由度」は着実に改善中。
忙しい部署や繁忙期は一時的な残業が発生しますが、過労や長時間労働が日常的…という状況ではありません。
平均残業時間/みなし残業の有無/休日日数
平均残業11.8h/月(2023年度)、年間休日120日超が基本です。
課長・部長など管理職になると「みなし残業」へ切り替わるため、労働時間管理がやや曖昧になる傾向も。
ただし、有給休暇やフレックス・在宅制度を組み合わせることで、家族やプライベート重視の働き方も実現可能。
「過労死ライン」や違法残業が話題になることはほぼありません。



口コミ・評判
DNPの年収・働き方に関する口コミは、「安定」「福利厚生が充実」「昇給ペースが読みやすい」といったポジティブな声が多数です。
一方で「年功序列が色濃い」「課長以上は出世競争が厳しい」「配属部署による差がある」といったリアルな意見も。
ここでは実際の社員・元社員の声をもとに、良い口コミと悪い口コミをまとめました。
年収に関する良い口コミ
「同業他社より年収水準が高い」「40代で年収900万円台は嬉しい」「部長で1,200万超も十分狙える」など、高収入・安定志向の人から高い評価を集めています。
「賞与の安定感がすごい」「福利厚生・制度の手厚さで“実質手取り”が大きい」「生活コストの不安がほぼない」とのコメントも多数。
「真面目に勤めていれば毎年確実に昇給」「安心して家を買える」といった長期的な生活設計のしやすさも好評です。
年収に関する悪い口コミ
「出世競争が本格化するのは課長以降」「年功序列が強く、若手は昇給幅が小さい」「成果主義を求める人には物足りない」といった声も。
「配属先や事業部によって賞与・年収に差が出やすい」「役職昇格が遅れると年収停滞感が強い」などのリアルなデメリットも存在します。
また、みなし残業への切り替え後は「実質の残業時間がわかりづらい」との声も聞かれます。



採用大学の傾向
DNPの採用大学は非常に幅広いのが特徴です。
明治・早稲田・筑波・横国・理科大・上智・関西・九州・同志社など、有名私立・国公立が満遍なくラインナップ。
1位は明治大学(10名)、2位早稲田(8名)、続いて筑波・横国・理科大が7名ずつ。
6位グループには上智・立命館・中央・法政など、MARCHクラスもしっかり採用されています。
高学歴フィルターが極端に強いわけではなく、幅広い学生に門戸を開いている会社です。
順位 | 採用大学 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 明治大学 | 10人 |
2位 | 早稲田大学 | 8人 |
3位 | 筑波大学、横浜国立大学、東京理科大学 | 7人 |
6位 | 上智大学、立命館大学、中央大学、法政大学、日本大学、東京都立大学 | 6人 |
12位 | 東京工業大学、九州工業大学、関西学院大学 | 5人 |
15位 | 九州大学、電気通信大学、東京電機大学、東京都市大学、立教大学、同志社大学、関西大学 | 4人 |
新卒向けワンポイント(内定後すぐにやること)
DNPから内定をもらったら、社会人生活の準備をスタート!
まずは卒論や単位取得など学生生活のラストスパートに注力しつつ、メールチェックと健康診断の事前準備は忘れずに。
配属希望や自己PRの整理、PCスキルやビジネスマナーの基礎力アップもおすすめです。
引越しや住居探しが必要な人は早めに動きましょう。
同期の内定者や先輩社員と情報交換をするのも入社後の安心感に繋がります。
「新生活の準備は早い者勝ち」内定~入社までを上手に活用して、春から好スタートを切りましょう!
DNPに向いている人・向いていない人
「自分はDNPに向いてる?」と気になる方に、向き・不向きの傾向を箇条書きでまとめました。
- 向いている人
- 安定した高年収と福利厚生を重視したい人
- 真面目にコツコツ頑張れる人
- 長期的に計画的なキャリアを築きたい人
- 大きな組織で協力プレーが好きな人
- 家族やプライベートも大切にしたい人
- 向いていない人
- スピード昇進や超実力主義を求める人
- 短期で爆発的な年収UPを狙いたい人
- 単独プレーや成果主義が好きな人
- ベンチャー志向・小規模企業志向の人
- 制度やルールに縛られるのが苦手な人
FAQ
DNP(大日本印刷)の年収・働き方・福利厚生に関するよくある質問をまとめました。
転職・就職活動中の方は参考にしてください!
Q. 大日本印刷の平均年収・中央値はいくら?
A. 2025年3月期の有価証券報告書によると、平均年収は830万円(平均年齢44.6歳)です。
中央値は非公開ですが、一般的に平均の0.9~0.95倍(750万~790万円前後)が目安と推定されます。
Q. 何年目で600/800/1000万円に届く?
A. 600万円台は30歳前後、800万円台は上級職(10年目~)、1,000万円台は課長・部長(40代以降)が一般的な目安です。
課長昇進の早い人は40代前半で1,000万円到達も可能です。
Q. 年代・役職で年収はどのくらい違う?
A. 25歳は450~500万円、30歳は600~650万円、40代で900万円超、課長で900~1,100万円、部長で1,200万円超、本部長で1,500万円超がモデルレンジです。
Q. 初任給と新卒1年目の想定年収は?
A. 2024年入社の場合、学部卒25.2万円・院卒27.2万円が月給。
1年目の賞与・残業代込み年収は370~410万円が目安です。
Q. 残業時間やワークライフバランスは?
A. 平均残業時間は11.8時間/月(2023年度)、有給取得率は62.4%、年間休日は120日超。
若手は残業代1分単位で支給、管理職はみなし残業制となります。
ワークライフバランス重視の人にもおすすめです。


