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兼松株式会社の年収は?平均・年代別・初任給・福利厚生まで徹底解説

兼松株式会社は非財閥系の総合商社として、幅広い事業領域と高い年収水準で注目を集めています。
本記事では、最新の平均年収や年代・役職別の年収目安、初任給、福利厚生、働き方、採用大学の傾向まで、兼松で働く上で知っておきたい情報を徹底解説します。
「転職や就職を考えている」「商社の年収事情が気になる」方は必見です!

目次

兼松株式会社の平均年収・中央値はいくら?業界内の位置付けも解説!

まずは兼松株式会社の平均年収や業界内でのポジションについて、最新データをもとに詳しく見ていきましょう。
総合商社の中でも兼松はどのような立ち位置なのでしょうか?

平均年収

兼松株式会社の2025年3月期における平均年収は1,143万円(平均年齢38.2歳)です。
この水準は日本の上場企業の中でも非常に高く、同年代の平均を大きく上回っています。
また、年収偏差値で見ると38歳・年収1,143万円の場合94.4と、全国的に見てもトップクラスの水準です。
男女別や大卒・大企業内での偏差値も90を超えており、商社業界の中でも屈指の高年収企業といえるでしょう。
兼松の年収は、基本給に加え賞与(年2回、基本給の5~6か月分)や残業代が加算されるため、業績によって年収が大きく変動する点も特徴です。

業界内での位置づけ

兼松は非財閥系の総合商社として、電子・デバイス、食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空など多様な事業を展開しています。
商社業界の中でも平均年収はトップクラスで、同規模の上場商社と比較しても高い水準を維持しています。
例えば、長瀬産業(1,137万円)、岩谷産業(1,025万円)、日鉄物産(992万円)、伊藤忠エネクス(991万円)などと比べても、兼松の年収は頭一つ抜けていることが分かります。
この高年収は、幅広い事業展開による安定した収益基盤と、業績連動型の賞与制度が大きく影響しています。

企業 平均年収 出所
兼松 1,143万円 2025年3月期
長瀬産業 1,137万円 2025年3月期
岩谷産業 1,025万円 2025年3月期
日鉄物産 992万円 2023年3月期
伊藤忠エネクス 991万円 2025年3月期
稲畑産業 984万円 2025年3月期
阪和興業 926万円 2025年3月期

兼松株式会社の年収推移(過去5年)

兼松の年収は業績によって変動しますが、近年は高水準を維持しています。
ここでは、過去5年分の平均年収・平均年齢・従業員数の推移を表でまとめました。

年度 平均年収 平均年齢
2025年3月期 1,143万円 38.2歳
2024年3月期 1,001万円 38.4歳
2023年3月期 1,204万円 38.5歳
2022年3月期 931万円 38.7歳
2021年3月期 858万円 38.5歳

このように、兼松の年収は年によって上下はあるものの、1,000万円を超える高水準を維持し続けています。
賞与の割合が大きいため、業績好調な年には大幅な年収アップも期待できます。

年代・職種・役職別の年収目安

兼松では年齢や役職によって年収が大きく異なります。
ここでは、年代別・職種別・役職別の年収目安を詳しく解説します。

年代別(20代/30代/40代/50代)

兼松の年代別年収は以下の通りです。
20代前半(~25歳)で500~600万円、30代前半(~30歳)で700~800万円、35歳前後で800~1,000万円、40歳前後で1,000~1,200万円が目安となります。
50代以降は課長・部長など管理職に昇進することで、さらに高年収が期待できます。
この水準は同年代の全国平均を大きく上回っており、商社業界の中でもトップクラスです。

年齢 年収目安
~25歳(1-3年目) 500~600万円
~30歳(4-8年目) 700~800万円
~35歳(9-14年目) 800~1,000万円
~40歳(15-20年目) 1,000~1,200万円
課長(20年目以降) 1,200万円以上
部長(評価次第) 1,500万円以上

この年収レンジは、基本給+賞与(年2回、基本給の5~6か月分)+残業代を含みます。
また、昇格にはTOEICスコア(600点以上)が求められるなど、語学力も年収アップのカギとなります。

職種別(例:開発/営業/コーポレート)

兼松では総合職が中心ですが、配属される事業部や職種によっても年収に若干の差が生じます。
例えば、営業職や事業開発職は成果に応じたインセンティブが加算される場合があり、若手でも高年収を実現しやすい傾向があります。
一方、コーポレート部門(経理・人事・法務など)は安定した年収推移となることが多いです。
ただし、商社全体として賞与の割合が大きく、どの職種でも業績連動で年収が変動する点は共通しています。
職種別の具体的な年収レンジは非公開ですが、営業・開発系で成果を上げると早期に1,000万円超も十分可能です。

役職別(一般/主任/係長/課長/部長)

兼松の役職別年収は、一般職(非管理職)で500~1,200万円、課長クラスで1,200万円以上、部長クラスで1,500万円以上が目安です。
年功序列の傾向も強く、着実にキャリアを積むことで高年収が狙えます。
また、昇格には語学力や業績評価が重視されるため、自己研鑽も重要です。

役職 年収目安
一般職(~40歳) 500~1,200万円
課長 1,200万円以上
部長 1,500万円以上

役職ごとの年収レンジは、実際の業績や評価、配属部門によっても変動します。

初任給・新卒1年目の年収

兼松の初任給や新卒1年目の年収について、学歴別・モデルケースで詳しく解説します。
就活生や第二新卒の方は要チェックです!

学部卒/院卒の月給・賞与・想定年収

2024年入社の初任給は、学部卒・院卒ともに月給290,000円です。
この基本給に加えて、賞与(年2回、基本給の5~6か月分)や残業代が支給されます。
新卒1年目の想定年収は、残業代や賞与を含めると約500~600万円が目安となります。
この水準は国内大手商社の中でも高めで、早期から高収入を得られる点が魅力です。

年度 大卒 修士
2024年入社 290,000円 290,000円
2023年入社 255,000円 290,000円
2022年入社 255,000円 290,000円

モデルケース(残業月20h想定)

新卒1年目で残業が月20時間程度の場合、残業代を含めた年収は約550万円前後となることが多いです。
賞与の割合が高いため、業績が良い年はさらに上振れする可能性もあります。
住居費を抑えられる社宅制度もあり、実質的な生活水準はさらに高くなります。

賞与・昇給・インセンティブ

兼松の年収は賞与の割合が大きく、昇給やインセンティブも充実しています。
ここでは、支給回数や評価制度の概要を解説します。

支給回数/目安月数/評価軸・等級制度の概要

賞与は年2回支給され、基本給の5~6か月分が目安です。
商社業界らしく、業績連動型のため、会社の業績が良い年は大幅な増額も期待できます。
昇給は年1回、期首に設定した目標(MBO制度)に対する達成度で評価されますが、実質的には年功序列の傾向も強いです。
また、昇格にはTOEIC600点以上(海外駐在時は英語圏700点以上)が必須となっており、語学力も重視されています。
営業職や事業開発職では成果に応じたインセンティブが加算されることもあり、若手でも高収入を狙える環境です。

手取り額の目安(年収1,143万円・単身)

兼松の平均年収(1,143万円)で働いた場合、実際に手元に残る金額はどのくらいなのでしょうか?
税金や社会保険料を差し引いた手取り額をシミュレーションします。

月次/年次の概算手取り(控除の簡易内訳)

年収1,143万円・単身の場合、年間の手取り額は約821万円、月額では約68万円となります。
主な控除項目は、所得税・住民税・健康保険・厚生年金・雇用保険です。
以下の表に、控除額の内訳をまとめました。

項目 年収 月収
額面収入 11,430,000円 952,500円
所得税 1,103,700円 91,975円
住民税 776,400円 64,700円
健康保険 552,978円 46,081円
厚生年金 713,700円 59,475円
雇用保険 68,580円 5,715円
手取り 8,214,642円 684,553円

この水準であれば、都心での生活や将来の資産形成にも十分な余裕が持てるでしょう。

福利厚生・待遇

兼松は高年収だけでなく、福利厚生や働き方の面でも充実した制度を整えています。
ここでは、休暇・働き方、金銭系、育成・キャリア支援の各ポイントを詳しく解説します。

休暇・働き方(有給取得率/在宅・フレックス)

有給休暇取得率は73.1%(2024年3月期)と高水準です。
また、フルフレックス制度時差出勤制度も導入されており、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。
在宅勤務も部門によっては積極的に活用されており、ワークライフバランスを重視したい方にもおすすめです。

金銭系(退職金/住宅手当/持株会/年金)

兼松の福利厚生には、各種社会保険、退職金制度、独身寮・社宅、提携保養所、持株会、企業年金などが含まれます。
特に社宅制度は充実しており、借上げマンションに月数千円で居住可能です。
これにより、住居費を大幅に抑えつつ、都心での生活が実現できます。

育成・キャリア(研修/公募/異動制度)

研修制度が充実しており、語学研修や海外派遣、各種ビジネススキル研修など、キャリアアップを支援するプログラムが整っています。
また、社内公募や異動制度もあり、自分の希望や適性に合わせてキャリアを築くことが可能です。

兼松株式会社は激務?労働時間の実態

「商社=激務」のイメージもありますが、兼松の実態はどうなのでしょうか?
最新の残業時間や離職率、休日日数から働きやすさを検証します。

平均残業時間/みなし残業の有無/休日日数

2023年度の平均残業時間は月17.5時間と、商社業界としては比較的少なめです。
みなし残業制度はなく、実残業分がしっかり支給されます。
また、年間休日は120日以上が確保されており、離職率も2.7%(2024年3月期)と非常に低い水準です。
このことから、兼松はワークライフバランスを重視したい方にも適した環境といえるでしょう。

口コミ・評判

実際に働いている社員や元社員の声から、兼松の年収や働き方に関するリアルな評判を紹介します。

年収に関する良い口コミ

「同年代の友人と比べても年収が高く、賞与も大きいのでモチベーションが上がる」
「社宅制度で都心に格安で住めるため、手取り以上に生活が豊かになる」
「業績が良い年は賞与が大幅に増え、年収が一気に上がるのが嬉しい」
「福利厚生が手厚く、将来の資産形成も安心」

年収に関する悪い口コミ

「年功序列の傾向が強く、成果を出してもすぐに大幅昇給するわけではない」
「賞与の割合が大きいため、業績が悪い年は年収が下がることもある」
「昇格にTOEICスコアが必要で、語学が苦手な人にはハードルが高い」
「配属先によっては残業が多くなることもある」

採用大学の傾向

兼松の新卒採用は難易度が高く、採用人数も少数精鋭です。
2024年度の主な採用大学ランキングは以下の通りです。

順位 採用大学 就職者数
1位 京都大学 4人
2位 慶應義塾大学 3人
2位 早稲田大学 3人
2位 大阪大学 3人
5位 九州大学 2人
5位 東京外国語大学 2人

難関国立・私立大学からの採用が中心であり、学歴フィルターも一定程度存在すると考えられます。
選考は書類・面接ともに厳しく、しっかりとした対策が必要です。

新卒向けワンポイント(内定後すぐにやること)

内定後は、TOEICスコアの取得・語学力の強化を最優先しましょう。
また、配属希望やキャリアプランについて自己分析を深め、入社後の目標設定を明確にしておくとスムーズなスタートが切れます。
社宅・寮の申請や必要書類の準備も早めに進めておくと安心です。

兼松株式会社に向いている人・向いていない人

  • 向いている人
    • 高い年収や安定した福利厚生を重視したい方
    • グローバルなビジネスや語学力を活かしたい方
    • 着実なキャリアアップを目指し、長期的に働きたい方
    • ワークライフバランスと高収入を両立したい方
  • 向いていない人
    • 成果主義で早期に大幅昇給を狙いたい方
    • 語学やTOEICに苦手意識がある方
    • ベンチャー的なスピード感や裁量を求める方
    • 配属や勤務地に強いこだわりがある方

FAQ

Q. 兼松株式会社の平均年収・中央値はいくら?

A. 直近2025年3月期で平均1,143万円。中央値は公開されていませんが、平均の90~95%(約1,030~1,085万円)と推定されます。
根拠は商社業界の年収分布傾向からの推計です。

Q. 何年目で600/800/1,000万円に届く?

A. 600万円は1~3年目(20代前半)、800万円は4~8年目(20代後半~30代前半)、1,000万円は15年目前後(課長昇格時)に到達するのが一般的です。
評価ランクやTOEICスコアなど昇格要件も影響します。

Q. 年代・職種で年収はどのくらい違う?

A. 20代は500~800万円、30代は700~1,000万円、営業・開発職は成果次第で1,000万円超も可能です。
コーポレート部門は安定した年収推移となります。

Q. 初任給と新卒1年目の想定年収は?

A. 学部卒・院卒ともに月給290,000円、想定年収は賞与・残業代含めて約500~600万円(残業月20hモデル)です。

Q. 残業時間やワークライフバランスは?

A. 平均残業17.5h/月、有給取得率73.1%、休日日数は120日以上と、商社業界の中でも働きやすい環境です。

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