クボタは日本を代表する産業機械メーカーとして、国内外で圧倒的な存在感を放っています。
この記事では、クボタの最新平均年収から役職別・年代別の年収目安、初任給、福利厚生、採用大学、そして「激務」「きつい」と言われる実態まで、リアルな待遇とキャリアの“真実”を徹底解説します!
クボタの平均年収・中央値はいくら?業界内の位置付けも解説!
クボタは国内外で圧倒的な売上とブランドを誇るだけでなく、社員の年収水準も大手メーカーの中で上位レベル。
ここでは、最新の平均年収と中央値、そして重機メーカー業界でのポジションを詳しくご紹介します。
「800万円台は本当に高いの?」「他のメーカーと比べてどう?」という疑問にも明確にお答えします!
平均年収
2024年12月期の有価証券報告書によれば、クボタの平均年収は825万円(平均年齢:39.9歳)です。
ここ数年は800万円前後で安定しており、上場メーカー平均(約630万円)を大きく上回る水準です。
社員のボリュームゾーンも30代後半~40代と若く、成長性・安定性ともに非常にバランスの良い給与体系。

業界内での位置づけ:高い(同業比較の一言メモ)
重機・機械メーカーの中でも、クボタの年収は“かなり高い部類”に入ります。
たとえば荏原製作所(949万円)、コマツ(859万円)、住友重機械(835万円)と比べても遜色なく、「グローバルメーカーの標準年収」としては十分な水準。
「もっと高年収を狙いたい」という方はEX職(エキスパート職)への昇進や海外駐在、マネジメントコースを目指すのが王道です。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2024年12月期 | 825万円 | 39.9歳 |
2023年12月期 | 799万円 | 40.0歳 |
2022年12月期 | 811万円 | 40.1歳 |
2021年12月期 | 794万円 | 40.4歳 |
2020年12月期 | 799万円 | 40.7歳 |
2019年12月期 | 801万円 | 40.5歳 |
2018年12月期 | 793万円 | 40.6歳 |
クボタの年収推移(過去7年)
クボタの平均年収は2018年以降、790~830万円台で安定して推移。
業績連動型のボーナス制ですが、世界経済や景気の波に大きく左右されない堅実さが魅力です。
業界再編やデジタルシフトの中でも「年収が大きく落ちない」「昇給・昇格の仕組みが明確」という点で、長く働くほど年収が上がりやすい会社です。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2024年12月期 | 825万円 | 39.9歳 |
2023年12月期 | 799万円 | 40.0歳 |
2022年12月期 | 811万円 | 40.1歳 |
2021年12月期 | 794万円 | 40.4歳 |
2020年12月期 | 799万円 | 40.7歳 |
2019年12月期 | 801万円 | 40.5歳 |
2018年12月期 | 793万円 | 40.6歳 |
年代・職種・役職別の年収目安
クボタでは「入社後の昇進スピード」「配属部署」「等級アップ」が年収に大きく影響します。
20代・30代前半までは大手メーカー標準の“堅実年収”、40代以降で一気に高年収ゾーンへ。
ここでは、年代・職種・等級ごとにリアルな年収レンジや昇進モデルを解説します。
「何歳で1,000万円超?」「EX職・課長クラスはどこまで上がる?」という疑問もバッチリ解決!
年代別(20代/30代/40代/50代)
クボタの年代別年収は下記の通り。
メーカーの中でも着実な昇給カーブがあり、30歳で600万円超、40歳で年収1,000万円台も現実的です。
年齢 | 年収目安 |
---|---|
25歳 | 500~550万円 |
30歳 | 600~650万円 |
35歳 | 800~850万円 |
40歳 | 1,000~1,100万円 |
45歳 | 1,200万円以上(評価次第) |
50歳 | 1,200万円以上(評価次第) |
新卒や20代は“メーカー平均+α”の堅実水準ですが、40代以降は一気にハイレンジへ到達できるのがクボタの特徴。



職種別(技術系/事務系/海外駐在)
クボタは技術職(開発・生産・設計等)と事務職(営業・管理・企画等)でベース給与に大きな差はありません。
ただし海外駐在・海外出張のチャンスが多い人ほど、駐在手当・家賃補助・危険手当などで年収レンジが大幅アップ!
「駐在中に年収1.5倍~2倍になった」という声も多く、グローバル志向の方には大きなチャンスです。
役職別・等級別(スタッフ職ST2~ST6/エキスパートEX1~EX4)
クボタはスタッフ職(ST2~ST6)からエキスパート職(EX1~EX4)へと昇進していく明確な給与テーブルがあります。
大卒はST2、院卒はST3からスタートし、着実に昇進すれば「誰でも年収1,000万円到達」が現実的です。
等級 | 年収レンジ | 年次目安 |
---|---|---|
ST2 | 450~650万円 | 1~5年目 |
ST3 | 600~800万円 | 4~8年目 |
ST4 | 650~850万円 | 7~11年目 |
ST5 | 800~950万円 | 10~13年目 |
ST6 | 900~1,000万円 | 12~15年目 |
EX1 | 950~1,100万円 | 15年目~ |
EX2 | 1,100~1,300万円 | 20年目~ |
EX3 | 1,300~1,600万円 | 実力次第 |
EX4 | 1,600万円~ | 実力次第 |
課長クラス(EX1~EX2)は年収1,000~1,200万円台、部長クラス(EX3~EX4)は1,300万円~1,600万円超も。
エキスパート職昇進で「年収1,000万円超」が社内標準という、メーカー屈指の“安定高収入”企業です。
初任給・新卒1年目の年収
クボタの初任給はここ数年で大きく上昇しており、2024年入社の最新データでは大卒が月給274,000円、院卒が月給297,000円と、メーカー業界でも高水準です。
賞与や残業代も加味すれば「新卒1年目からゆとりのある生活ができる」と好評。特に若手から「同世代よりも余裕がある」「将来に安心感がある」という声が多いです。
学部卒/院卒の月給・賞与・想定年収
直近の初任給推移は下記の通りです。
年度 | 大卒 | 院卒 |
---|---|---|
2024年入社 | 274,000円 | 297,000円 |
2023年入社 | 255,000円 | 278,000円 |
2022年入社 | 241,500円 | 262,500円 |
この月給に、賞与(年2回・基本給の4~5ヶ月分)、残業代(月20hで約5万円想定)を加味すると、新卒1年目の年収は420~480万円程度が目安。
部署・配属先によっては「初年度で年収500万円近くに到達した」というケースも。



モデルケース(残業月20h想定)
大卒で月給27.4万円+賞与(約110万円/年)+残業代(月5万円×12)の場合、年収は約480万円に。
新卒から手厚い住宅補助・寮制度もあり、家計に余裕を感じる社員が多いのが特徴です。
賞与・昇給・インセンティブ
クボタは「年2回のボーナス」「明確な昇格ルート」「業績連動のインセンティブ」と、給与面の“堅実さ&わかりやすさ”が魅力。
「頑張った分だけ評価される」「管理職・海外駐在で大きく年収UP」が実現できる環境です。
支給回数/目安月数/評価軸・等級制度の概要
賞与は年2回(6月・12月)支給され、年間で基本給の4~5ヶ月分が平均的な目安。
ST職までは「業績・部門ごとの差は少なめ」で、EX職以降から成果主義色が強まります。
評価は期初目標管理+期末評価、7段階評価制を導入。年功序列の面もあるので「着実な昇給」「毎年少しずつUP」が現実的です。
部署・部門の業績でボーナス差が出る「配属ガチャ」要素もあり。
課長・部長級では「業績連動インセンティブ」で一気に高額ボーナスが狙えます。
手取り額の目安(年収825万円・単身)
「クボタで年収800万円超えたら、実際どれくらい手元に残る?」という疑問も多いはず。
公式試算をもとに、年収825万円(40歳・単身世帯)の年間・月間手取り額と、税金・社会保険料の内訳を解説します。
月次/年次の概算手取り(控除の簡易内訳)
年収825万円の場合、年間手取りは約607万円、月々の手取りは約51万円となります。
所得税・住民税・健康保険・厚生年金・雇用保険・介護保険などを差し引くと、手取り率は約73%。
「家族持ちでも十分な生活が可能」「老後資金・貯金も現実的にできる」といった口コミも多く、“メーカーのリアルな手取り”を実感できる数字です。
項目 | 年収 | 月収 |
---|---|---|
額面収入 | 8,250,000円 | 687,500円 |
所得税 | 474,900円 | 39,575円 |
住民税 | 471,200円 | 39,266円 |
健康保険 | 404,328円 | 33,694円 |
厚生年金 | 713,700円 | 59,475円 |
雇用保険 | 49,500円 | 4,125円 |
介護保険 | 65,280円 | 5,440円 |
手取り | 6,071,092円 | 505,924円 |
「首都圏でマイホームも余裕」「将来の備え・趣味も楽しめる」といった“リアルな生活実感”の声も多いです。



福利厚生・待遇
クボタの福利厚生は「大手ならではの安心感」と「実用的なサポート」が両立。
社宅・寮、住宅手当や、子育て・介護支援、各種保険・ライフプランサポートなど、ライフステージに合わせて“困らない制度”が満載です。
働く人と家族の「暮らし」と「将来」を会社が本気で守ってくれる環境です。
休暇・働き方(有給取得率/在宅・フレックス)
有給休暇は1年目14日、3年目以降は20日付与。
取得率は100%を超える年もあり、半日・時間単位の有給もOK。
フレックスタイムやテレワークは本社や一部職場で導入が進んでおり、「家庭・プライベートと両立しやすい」「育休・介護休暇もとりやすい」という声が増えています。
男性の育休取得率も約70%に到達し、「全員が柔軟な働き方を選べる時代」に突入しています。
金銭系(退職金/住宅手当/持株会/年金)
寮・社宅(家賃負担2~5万円)や持株会、企業年金・確定拠出年金(DC)など、金銭面のサポートが手厚いです。
海外駐在時は、家賃補助・現地手当・危険地手当・教育費手当などで大幅な年収アップも可能。
「寮のコスパが高い」「海外手当で生活レベルが上がった」という社員の声が目立ちます。
育成・キャリア(研修/公募/異動制度)
新卒・中途ともに階層別研修、グローバル研修、自己啓発支援が充実。
部署異動や海外赴任、ジョブローテーションなどキャリアの幅が広く、「長く多様な経験を積める」「40代以降も再スタートができる」とキャリアの柔軟性が高い環境です。
クボタは激務?労働時間の実態
「クボタ=激務」とネットで見かけることもありますが、平均残業時間は月23時間(2022年度)と、大手メーカーの中では比較的短い水準です。
繁忙期や配属先による差はあるものの、「毎日21時退社が当たり前」という時代からは大きく変化。
現場・開発系は忙しくなりがちですが、全社的に働き方改革が進んでおり「家族と過ごせる」「プライベートを楽しめる」という声も年々増えています。
平均残業時間/みなし残業の有無/休日日数
みなし残業制度はなく、実働分の残業代が100%支給される仕組みです。
休日は完全週休2日制・祝日・GW・夏季・年末年始休暇など年間120日超。
有給・特別休暇と組み合わせて「年20日以上の連休取得」も珍しくありません。
全国転勤・海外駐在が多い分、家族のサポートや休暇体制も手厚いです。



口コミ・評判
クボタ社員・元社員からの口コミをまとめると、「給与の満足度」「福利厚生」「働きやすさ・残業の少なさ」「昇給・昇進の公平性」など、ポジティブな声が目立ちます。
一方で「保守的な社風」「年功序列」「配属ガチャ」「転勤が多い」「激務の時期もある」などのネガティブ要素も一定数あり。
リアルな評価や体験談から、クボタの“強みと注意点”をまとめました。
年収に関する良い口コミ
「40代で年収1,000万円超え、家族持ちでもゆとりがある」「賞与が安定して多い」「寮や社宅が安いので手取りが多い」「海外駐在の手当が手厚い」「年功序列で大きな給与格差がなく安心」など、生活の安心感・長期的な安定性・昇進しやすさを評価する声が多数。
「若いうちは他メーカーと大差ないが、40代からの昇給スピードがすごい」という声も多いです。
年収に関する悪い口コミ
「年功序列で昇給が遅く感じる」「配属先や上司によって年収・昇進に差が出る」「転勤が多くて家庭との両立が大変」「海外駐在がないと年収頭打ち」「現場や工場は激務の時期がある」など、“大企業特有のもどかしさ”や“配属ガチャ”への不満も見られます。
とはいえ、「トータルで見れば安定と高年収のバランスが良い」「長く働く価値がある」という満足度が高い口コミが主流です。
採用大学の傾向
クボタの新卒採用は「理系を中心に幅広い大学から選抜」「難関国立・有名私大・地元大学も多い」のが特徴です。
直近の採用ランキングでは、神戸大学・大阪大学・大阪公立大学・同志社大学・京都大学など、関西圏を中心に全国の難関校・有名校が並びます。
メーカーの中でも「学歴だけでなく人物・スキル・ポテンシャル重視」の採用傾向が強く、「文系・理系どちらもチャンスあり」です。
順位 | 採用大学 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 神戸大学 | 32人 |
2位 | 大阪大学 | 30人 |
3位 | 大阪公立大学 | 25人 |
4位 | 同志社大学 | 16人 |
5位 | 京都大学 | 15人 |
6位 | 岡山大学 | 14人 |
7位 | 立命館大学 | 13人 |
8位 | 九州大学 | 11人 |
9位 | 東北大学 | 10人 |
10位 | 筑波大学・早稲田大学 | 9人 |
「難関大学が多い=学歴フィルターが厳しい」というよりは、「理系中心で全国から多様な人材を採用」「実力主義・適性重視で誰でもチャンスあり」というのが実態。
技術職・研究職だけでなく、営業・管理系でも名門大から多く入社しています。
新卒向けワンポイント(内定後すぐにやること)
クボタの内定をもらったら「配属希望・勤務地ヒアリング」「社宅・寮申請」「引っ越しや新生活準備」「英語・TOEICの勉強」など早めの準備がおすすめ。
特に配属先や海外駐在の有無、研修・OJT内容などを事前に確認しておくと、スムーズに新生活に馴染めます。
また、早めに同期・先輩社員との交流やLINEグループ作りをしておくと、困ったときに相談できて安心です。
クボタに向いている人・向いていない人
クボタは「安定した高年収・グローバルな環境・ワークライフバランス」を重視したい方には理想的な職場ですが、一方で向き不向きがはっきり分かれる会社でもあります。
「自分が本当に合うか?」を見極めて、キャリア選びで後悔しないようにしましょう。
- クボタに向いている人
- 安定した大手で着実にキャリアアップしたい人
- グローバルな事業・海外駐在に興味がある人
- 福利厚生や家族サポートを重視したい人
- じっくり腰を据えて長く働きたいタイプ
- チームプレーや協調性を大事にできる人
- コツコツ努力型で年功序列・評価制度をプラスに捉えられる人
- クボタに向いていない人
- スピード昇進・成果主義・ベンチャー志向の人
- 転勤や海外駐在・単身赴任に抵抗がある人
- 上下関係や保守的な社風が苦手な人
- 配属・部署ガチャを楽しめない人
- 年功序列・長期安定より早いキャリアアップを目指したい人
「長期安定・家族優先・安定収入を求める方にはベスト」、逆に「スピード昇進・チャレンジ志向の人は他社も要検討」です。
FAQ
クボタの年収・働き方・キャリアについて、よくある質問に最新データで回答します。
Q. クボタの平均年収・中央値はいくら?
A. 2024年12月期の平均年収は825万円(平均年齢39.9歳)。
中央値は公開値がありませんが、平均×0.93~0.95程度と推定すると760~780万円前後が目安です。
Q. 何年目で600/800/1,000万円に届く?
A. 600万円は30歳前後、800万円は35歳前後、1,000万円は40歳前後(ST6~EX1昇格タイミング)。
課長級は1,200万円~も現実的です。
Q. 年代・職種で年収はどのくらい違う?
A. 20代で500~600万円、30代で600~850万円、40代で1,000万円超。
技術系・事務系で大きな年収差はなく、海外駐在ならさらに年収アップも。
Q. 初任給と新卒1年目の想定年収は?
A. 学部卒月給274,000円・院卒297,000円。
賞与・残業代含めて新卒1年目の年収は420~480万円が目安(残業月20hモデル)。
Q. 残業時間やワークライフバランスは?
A. 平均残業23h/月、有給取得率100%超、年間休日120日以上。
育休・フレックス・テレワークも進み、「家族と仕事の両立がしやすい会社」です。


