資生堂で働くとどれくらいの年収がもらえるのか気になりませんか?
本記事では、資生堂の最新平均年収や職種・役職・年代別の年収テーブル、初任給、福利厚生、働き方、口コミまで、転職や就職を考える方に役立つリアルな情報を徹底解説します。
資生堂の年収事情を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
資生堂の平均年収・中央値はいくら?業界内の位置付けも解説!
資生堂の年収水準や業界内での立ち位置について、最新データをもとに詳しくご紹介します。
平均年収
資生堂の2024年12月期における平均年収は721万円(平均年齢38.9歳)です。
この金額は上場企業として有価証券報告書で公開されており、安定した高水準を維持しています。
年収の内訳は、基本給に加え、年3回の賞与(ボーナス)、残業代などが含まれます。
また、資生堂は職種や学歴、雇用形態が多様なため、平均年収はやや控えめに見える傾向がありますが、総合職に限ればさらに高い水準となります。
業界内での位置づけ:標準~やや低め(消費財大手と比較)
消費財メーカー大手の中で資生堂の平均年収は標準~やや低めの位置づけです。
例えば、ユニ・チャーム(862万円)、花王(811万円)、小林製薬(757万円)と比較すると、資生堂は721万円とやや下回る水準です。
ただし、これは美容部員や研究職など幅広い職種を含めた全体平均であり、総合職や管理職に絞ると業界トップクラスの年収も十分に狙えます。
| 企業名 | 平均年収 | 決算期 |
|---|---|---|
| ユニ・チャーム | 862万円 | 2024年12月期 |
| 花王 | 811万円 | 2024年12月期 |
| 小林製薬 | 757万円 | 2024年12月期 |
| 資生堂 | 721万円 | 2024年12月期 |
資生堂の年収推移(過去7年)
資生堂の平均年収と平均年齢の推移を過去7年分まとめました。
年によって多少の上下はありますが、安定した高水準を維持しています。
| 年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 2024年12月期 | 721万円 | 38.9歳 |
| 2023年12月期 | 741万円 | 38.7歳 |
| 2022年12月期 | 663万円 | 38.9歳 |
| 2021年12月期 | 620万円 | 38.9歳 |
| 2020年12月期 | 658万円 | 38.8歳 |
| 2019年12月期 | 716万円 | 39.0歳 |
| 2018年12月期 | 731万円 | 39.7歳 |
年代・職種・役職別の年収目安
資生堂では、年齢や職種、役職によって年収が大きく異なります。
ここでは、年代別・職種別・役職別の年収目安を詳しく解説します。
年代別(20代/30代/40代/50代)
資生堂で新卒からキャリアを積んだ場合の年代別年収の目安は以下の通りです。
昇進や評価、残業時間によって個人差はありますが、全体的に高水準です。
- 20代(25歳):450~500万円
- 30代(30歳):650~700万円
- 30代後半(35歳):750~800万円
- 40代(40歳):950~1,000万円
- 40代後半(45歳):1,100万円以上
- 50代:1,200万円以上
20代後半から30代にかけて年収が大きく伸びる傾向があり、40代以降は管理職に昇進することで1,000万円超えも十分に可能です。
職種別(営業/マーケティング/研究職/美容部員/サプライチェーン)
資生堂の職種別平均年収は下記の通りです。
職種によって年収レンジが大きく異なり、マーケティングや研究職は高め、営業や美容部員はやや低めの傾向です。
| 職種 | 平均年収 |
|---|---|
| 営業(セールス) | 612万円 |
| マーケティング | 759万円 |
| 研究職 | 721万円 |
| 美容部員 | 420万円 |
| サプライチェーン | 697万円 |
マーケティングや研究職は専門性が高く、年収も高めに設定されています。
一方、美容部員は現場職のため年収は控えめですが、福利厚生や働きやすさが魅力です。
役職別(一般/主任/係長/課長/部長)
資生堂の役職別年収テーブルは下記の通りです。
役職が上がるごとに年収レンジが大きく上昇し、部長クラスでは2,000万円近い年収も狙えます。
| 役職 | 年収レンジ | 目安年次 |
|---|---|---|
| 一般 | 350~750万円 | 1~10年目 |
| 係長 | 800~1,000万円 | 10~15年目 |
| 課長 | 1,000~1,200万円 | 15年目~ |
| 次長 | 1,200~1,500万円 | 20年目~ |
| 部長 | 1,500~2,000万円 | 実力次第 |
また、資生堂ではジョブグレード制(GG8~GG11、管理職)を導入しており、昇進スピードや評価によって年収が変動します。
女性管理職比率の向上を目指しており、女性の昇進・昇給にも積極的です。
初任給・新卒1年目の年収
資生堂の初任給や新卒1年目の年収モデルを詳しく解説します。
学部卒/院卒の月給・賞与・想定年収
資生堂の初任給(2024年~2026年入社)は下記の通りです。
- 学部卒:237,890円
- 修士卒:261,310円
これに加えて、年3回の賞与や残業代が支給されます。
新卒1年目の想定年収は、賞与や残業代を含めて約400~450万円が目安です。
モデルケース(残業月15h想定)
例えば、学部卒で残業月15時間の場合、月給約24万円+残業代+賞与(年3回)で、年間の総支給額は400万円台前半となります。
賞与は業績や個人評価によって変動しますが、1年目からしっかりと支給されるため、生活に余裕を持ってスタートできます。
賞与・昇給・インセンティブ
資生堂の賞与や昇給制度、評価軸について詳しくご紹介します。
支給回数/目安月数/評価軸・等級制度の概要
資生堂の賞与(ボーナス)は年3回(4月・6月・12月)支給され、合計で基本給の6~12か月分が目安です。
賞与額は会社業績と個人評価によって決定されるため、成果を出した分だけしっかり反映されます。
昇給は年1回、ジョブグレード制(GG8~GG11、以降管理職)による等級制度が採用されており、昇進・昇格によって年収が大きく上がります。
年収に占める賞与の割合が高いため、業績が良い年は大幅な年収アップも期待できます。
手取り額の目安(年収721万円・単身)
資生堂の平均年収(721万円)で働く場合の手取り額の目安を解説します。
月次/年次の概算手取り(控除の簡易内訳)
国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式データをもとに試算すると、
- 年収721万円の場合、年間手取り:約545万円
- 月額手取り:約45万円
となります。
主な控除内訳は、所得税・住民税・健康保険・厚生年金・雇用保険などです。
| 項目 | 年収 | 月収 |
|---|---|---|
| 額面収入 | 7,210,000円 | 600,833円 |
| 所得税 | 325,900円 | 27,158円 |
| 住民税 | 396,700円 | 33,058円 |
| 健康保険 | 350,814円 | 29,234円 |
| 厚生年金 | 647,820円 | 53,985円 |
| 雇用保険 | 43,260円 | 3,605円 |
| 手取り | 5,445,506円 | 453,792円 |
手取り額は扶養家族や住んでいる地域によっても変動しますが、上記が目安となります。
福利厚生・待遇
資生堂の福利厚生や働き方、キャリア支援制度について詳しく解説します。
休暇・働き方(有給取得率/在宅・フレックス)
資生堂は有給休暇取得率83.4%(2023年度)と高水準で、ワークライフバランスを重視した働き方が推奨されています。
在宅勤務やフレックスタイム制も導入されており、柔軟な働き方が可能です。
産休・育休・介護休業など、ライフイベントに合わせた休暇制度も充実しています。
金銭系(退職金/住宅手当/持株会/年金)
資生堂の福利厚生には、社会保険完備はもちろん、
- 寮・社宅制度(自宅から通勤できない場合は独身寮や借り上げ社宅に入居可能)
- 住宅手当
- 財形貯蓄・自社株投資会制度
- 企業年金・積立型福祉共済制度
- 健康診断・成人病検診
- 慶弔見舞金
- 自社商品割引購入
など、金銭面のサポートが非常に充実しています。
育成・キャリア(研修/公募/異動制度)
資生堂では、入社後の研修制度やキャリア開発プログラムが整備されています。
社内公募や異動制度も活発で、希望や適性に応じて多様なキャリアパスを描くことができます。
また、美容・化粧品業界ならではの専門研修や、グローバル人材育成にも力を入れています。
資生堂は激務?労働時間の実態
資生堂の働き方や労働時間、残業の実態についてリアルなデータをもとに解説します。
平均残業時間/みなし残業の有無/休日日数
資生堂の月間平均残業時間は14.8時間(2023年度)と、業界内でも比較的少なめです。
みなし残業は基本的にありません。
年間休日は120日以上が確保されており、プライベートも充実させやすい環境です。
また、自己都合離職率も5.6%(2023年度)と低く、長く安心して働ける職場と言えるでしょう。
| 年度 | 月間平均残業時間 | 離職率 |
|---|---|---|
| 2019 | 17.0時間 | 4.0% |
| 2020 | 14.5時間 | 3.3% |
| 2021 | 17.6時間 | 4.2% |
| 2022 | 13.9時間 | 4.9% |
| 2023 | 14.8時間 | 5.6% |
口コミ・評判
実際に資生堂で働く社員や元社員の口コミをもとに、年収に関するリアルな声をご紹介します。
年収に関する良い口コミ
「賞与が年3回あり、業績が良い年は大幅に年収がアップするのでモチベーションにつながる」「管理職になると年収1,200万円以上も十分に狙える」「福利厚生が手厚く、住宅手当や社宅制度で生活コストを抑えられる」「女性の昇進・昇給にも積極的で、キャリアアップのチャンスが多い」など、年収や待遇面で満足している声が多く見られます。
年収に関する悪い口コミ
「職種や配属によって年収レンジに差がある」「業績連動の賞与割合が高いため、会社全体の業績が悪いと年収が大きく下がることも」「美容部員や現場職は総合職と比べて年収が低め」など、職種や業績による年収格差を指摘する声もあります。
採用大学の傾向
資生堂は全国の有名大学から幅広く採用を行っています。
特に理系・文系問わず、難関大学からの就職者が多いのが特徴です。
| 順位 | 大学名 | 就職者数 |
|---|---|---|
| 1 | 早稲田大学 | 5人 |
| 2 | 慶應義塾大学 | 4人 |
| 3 | 北海道大学 | 3人 |
| 3 | 東京大学 | 3人 |
| 3 | 上智大学 | 3人 |
| 6 | 東京工業大学 | 2人 |
| 6 | 大阪大学 | 2人 |
| 6 | 九州大学 | 2人 |
| 6 | 横浜市立大学 | 2人 |
| 6 | 大阪工業大学 | 2人 |
選考では、コミュニケーション力や多様性への理解、グローバル志向なども重視される傾向があります。
新卒向けワンポイント(内定後すぐにやること)
内定後は、入社前研修や自己分析の見直し、配属希望の整理をしておくとスムーズです。
また、資生堂の企業理念やブランドについて理解を深めておくと、入社後のスタートダッシュに役立ちます。
資生堂に向いている人・向いていない人
資生堂で活躍できる人・難しい人の特徴をまとめました。
- 向いている人
- グローバル志向や多様性を大切にできる人
- 自分から積極的に学び、成長意欲が高い人
- 美容・化粧品業界に強い関心がある人
- チームワークやコミュニケーションを重視できる人
- 向いていない人
- 変化や新しいことに消極的な人
- 成果主義や評価制度にストレスを感じやすい人
- ワークライフバランスよりも高収入だけを重視したい人
FAQ
Q. 資生堂の平均年収・中央値はいくら?
A. 直近2024年度で平均721万円です。
中央値は非公開ですが、平均×0.9~0.95(約650~685万円)程度と推定されます。
これは職種や雇用形態の多様性によるものです。
Q. 何年目で600/800/1000万円に届く?
A. 600万円は5~8年目(GG9)、800万円は9~12年目(GG10)、1,000万円は13~17年目(GG11)で到達が目安です。
課長クラス(18年目程度、40歳前後)で1,200万円超えも可能です。
評価ランクや昇進スピードによって前後します。
Q. 年代・職種で年収はどのくらい違う?
A. 20代は450~500万円、30代は650~800万円、40代は950~1,100万円超。
職種別では、開発・研究職は700万円台、営業は600万円台、マーケティングは750万円台、美容部員は420万円前後が目安です。
Q. 初任給と新卒1年目の想定年収は?
A. 学部卒月給237,890円・院卒月給261,310円。
想定年収は400~450万円(残業月15hモデル)です。
Q. 残業時間やワークライフバランスは?
A. 平均残業14.8h/月、有休取得率83.4%、年間休日120日以上と、働きやすい環境が整っています。



