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三井住友信託銀行の年収は?平均・年代別・初任給・福利厚生まで徹底解説

三井住友信託銀行は、金融業界の中でも高い年収水準と働きやすさを兼ね備えた人気企業です。
この記事では、最新の平均年収や役職・年代別の年収目安、初任給、福利厚生、労働時間の実態、採用大学の傾向まで、気になる情報を徹底的に解説します。
これから三井住友信託銀行を目指す方や転職を検討している方にも役立つ内容を盛り込みましたので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

三井住友信託銀行の平均年収・中央値はいくら?業界内の位置付けも解説!

三井住友信託銀行の年収は、金融業界の中でもトップクラスの水準を誇ります。
ここでは、最新の平均年収や業界内での立ち位置について詳しく見ていきましょう。

平均年収

三井住友信託銀行の2025年3月期における平均年収は752万円、平均年齢は42.2歳です。
この数字は有価証券報告書に基づく公式データであり、金融業界全体と比較しても非常に高い水準といえます。
年収は基本給に加え、残業代や年2回の賞与が加算される構成です。
また、賞与は年間で基本給の4~5か月分が支給されるため、安定した高収入が期待できます。
さらに、年収の男女差はなく、総合職であれば女性も同じテーブルが適用される点も特徴です。

業界内での位置づけ

三井住友信託銀行の年収水準は、メガバンクや大手信託銀行の中でも上位に位置します。
42歳・年収752万円というデータをもとに算出した年収偏差値は57.1で、男性54.6、女性66.0、大卒54.1、大企業51.1と、いずれのカテゴリでも高い評価を受けています。
同業他社と比較しても、安定した昇給・昇進制度と福利厚生の充実度が際立っており、転職市場でも非常に人気が高い企業です。

三井住友信託銀行の年収推移(過去5年)

三井住友信託銀行の年収は、景気や業績に左右されにくく、長期的に安定した推移を見せています。
ここでは過去5年間の年収・平均年齢の推移を表でまとめました。

年度 平均年収 平均年齢
2025年3月期 752万円 42.2歳
2024年3月期 728万円 41.9歳
2023年3月期 716万円 41.8歳
2022年3月期 696万円 41.7歳
2021年3月期 706万円 41.6歳

年収は毎年着実に上昇傾向にあり、安定した経営基盤がうかがえます。

年代・職種・役職別の年収目安

三井住友信託銀行では、年齢や役職、職種によって年収が大きく異なります。
ここでは、年代別・職種別・役職別の年収目安を詳しく解説します。

年代別(20代/30代/40代/50代)

新卒で入社し、順調に昇進した場合の年代別年収は以下の通りです。

年齢 年収目安
25歳 450~500万円
30歳 700~750万円
35歳 900~1,000万円
40歳 1,100万円以上
45歳 1,200万円以上(評価次第)
50歳 1,200万円以上(評価次第)

20代後半から30代前半にかけて年収が大きく伸び、40代以降は管理職昇進や評価によって1,000万円を超えるケースが多いです。

職種別(例:開発/営業/コーポレート)

三井住友信託銀行では、総合職(Gコース)と地域限定総合職(Aコース)で年収水準が大きく異なります。
総合職は法人営業や資産運用、不動産関連など幅広い分野で活躍し、年収テーブルも高水準です。
Aコース(地域限定)はGコースの約6割程度の年収水準となります。
また、花形部署とされる法人営業部門では、評価や成果次第で早期に高年収を実現することも可能です。
コーポレート部門や管理系職種も安定した年収が見込めます。

役職別(一般/主任/係長/課長/部長)

三井住友信託銀行はグレード制(G1~G5)を採用しており、役職別の年収目安は以下の通りです。

グレード 年次 役職 年収目安
G1 1~3年目 担当 350~450万円
G2 4~6年目 主務 500~700万円
G3 7~9年目 主任 700~900万円
G4 10~20年目(評価次第) 調査役・主任調査役・課長 900~1,400万円
G5 評価次第 次長・部長以上 1,400万円以上

G3までは横並びで昇進し、G4以降は管理職として昇進スピードや年収に個人差が出てきます。

初任給・新卒1年目の年収

三井住友信託銀行の初任給は、金融業界の中でも高水準です。
ここでは、学部卒・院卒ごとの月給や賞与、新卒1年目の想定年収を詳しく解説します。

学部卒/院卒の月給・賞与・想定年収

2024年~2026年入社の初任給は以下の通りです。

年度 学部卒(月給) 院卒(月給)
2024年入社 268,000円 293,000円
2025年入社 268,000円 293,000円
2026年入社 268,000円 293,000円

初年度の賞与や残業代を含めた新卒1年目の想定年収は、学部卒で約400~450万円、院卒で約430~480万円が目安です。

モデルケース(残業月20h想定)

例えば、学部卒で月給268,000円、賞与4か月分、残業月20時間(年間約60万円)と仮定した場合、
年収は約450万円前後となります。
実際には配属先や業務量によって残業代が変動しますが、初年度から安定した収入が期待できます。

賞与・昇給・インセンティブ

三井住友信託銀行の賞与や昇給、評価制度について詳しく解説します。

支給回数/目安月数/評価軸・等級制度の概要

賞与は年2回(夏・冬)支給され、年間で基本給の4~5か月分が目安です。
昇給は年1回実施され、グレード制(G1~G5)に基づき、主任クラス(G3)までは横並びで昇進します。
評価は「業績評価」と「能力評価」の2軸で行われ、目標設定と上司との面談を通じて決定されます。
管理職昇進後は成果主義が強まり、年収の伸びにも個人差が出てきます。

手取り額の目安(年収752万円・単身)

年収が高くても、実際の手取り額は各種税金や社会保険料によって変動します。
ここでは、平均年収752万円(42歳・単身)の場合の手取り額を試算します。

月次/年次の概算手取り(控除の簡易内訳)

項目 年収 月収
額面収入 7,520,000円 626,666円
所得税 359,100円 29,925円
住民税 413,300円 34,441円
健康保険 368,652円 30,721円
厚生年金 680,760円 56,730円
雇用保険 45,120円 3,760円
介護保険 59,520円 4,960円
手取り 5,593,548円 466,129円

年収752万円の場合、年間手取りは約559万円、月額約47万円が目安となります。

福利厚生・待遇

三井住友信託銀行は福利厚生が非常に充実しており、働きやすい環境が整っています。
ここでは、休暇制度や金銭面のサポート、キャリア育成に関する制度を紹介します。

休暇・働き方(有給取得率/在宅・フレックス)

有給休暇取得率は73.0%(2023年度)と高水準で、休暇が取りやすい職場環境です。
在宅勤務やフレックス制度も導入されており、ワークライフバランスを重視した働き方が可能です。
また、産休・育休などの制度も整備されており、男女問わず長く働き続けられる環境が整っています。

金銭系(退職金/住宅手当/持株会/年金)

主な福利厚生には、

  • 社宅・独身寮制度(Gコースのみ)
  • 社員持株制度
  • 財形貯蓄制度
  • 健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険

などがあり、特に社宅・独身寮は家賃負担を大きく軽減できるため、若手社員にも人気です。
退職金制度や企業年金も完備されており、将来にわたって安心できる待遇が魅力です。

育成・キャリア(研修/公募/異動制度)

新入社員研修や階層別研修、業務別専門研修など、キャリア形成を支援するプログラムが豊富です。
また、自己申告制度や社内公募制度、希望に応じた異動も可能で、幅広いキャリアパスが描けます。
女性活躍推進やダイバーシティにも積極的に取り組んでおり、長期的な成長をサポートしています。

三井住友信託銀行は激務?労働時間の実態

金融業界は激務のイメージもありますが、三井住友信託銀行の労働時間はどうなのでしょうか?

平均残業時間/みなし残業の有無/休日日数

2023年度の平均残業時間は18.9時間と、業界内でも短い水準です。
みなし残業制度はなく、残業代は実働分がしっかり支給されます。
年間休日は120日以上で、有給休暇の取得もしやすく、ワークライフバランスを重視した働き方が可能です。
近年は働き方改革の推進により、さらに労働環境が改善されています。

口コミ・評判

実際に三井住友信託銀行で働く社員や元社員の口コミ・評判を紹介します。

年収に関する良い口コミ

「年収水準が高く、賞与も安定しているので生活に余裕がある」「昇進すれば1,000万円以上も現実的」「福利厚生が手厚く、家賃補助や社宅制度がありがたい」「女性でも総合職なら男性と同じ年収テーブルで評価される」など、高年収・安定・男女平等を評価する声が多く見られます。

年収に関する悪い口コミ

「管理職昇進後は成果主義が強くなり、評価によって年収に差が出る」「地域限定職(Aコース)は総合職の6割程度の年収なので注意」「部署によっては残業が多い時期もある」「昇進競争が激しく、出世コースに乗れないと年収の伸びが鈍化する」など、昇進・評価・職種間格差に関する指摘も一部あります。

採用大学の傾向

三井住友信託銀行は、難関大学から地方大学まで幅広い大学から採用を行っています。
学歴フィルターはなく、多様なバックグラウンドの学生が活躍しています。

順位 採用大学 就職者数
1位 慶応義塾大学 48人
2位 早稲田大学 37人
3位 関西学院大学 31人
4位 同志社大学 25人
5位 明治大学 21人
6位 大阪大学 18人
7位 一橋大学・神戸大学 13人
9位 立教大学 12人
10位 青山学院大学・関西大学 11人
12位 東京大学・法政大学 10人
14位 京都大学 9人
15位 中央大学 8人
16位 学習院大学 6人
17位 広島大学・南山大学 5人
19位 北海道大学・横浜国立大学・名古屋大学・共立女子大学・東京理科大学・日本女子大学・立命館大学 4人

このように、首都圏・関西圏の有名大学だけでなく、国公立・女子大・理系大学からも多くの採用実績があります。

新卒向けワンポイント(内定後すぐにやること)

内定後は、入社前研修やeラーニングの受講配属希望の提出必要書類の準備などが求められます。
また、社会人生活に備えて金融知識やビジネスマナーの基礎を身につけておくと、入社後のスタートダッシュに役立ちます。
同期との交流や、健康診断・引越し準備(遠方配属の場合)も早めに進めておきましょう。

三井住友信託銀行に向いている人・向いていない人

  • 向いている人
    • 安定した高年収と福利厚生を重視する人
    • 計画的にキャリアを積み重ねたい人
    • チームワークやコミュニケーションが得意な人
    • 金融・資産運用・不動産など幅広い分野に興味がある人
    • ワークライフバランスを大切にしたい人
  • 向いていない人
    • 成果主義や昇進競争にストレスを感じやすい人
    • ルーティンワークよりも変化やスピード感を求める人
    • 転勤や異動に抵抗が強い人(総合職の場合)
    • 自分のペースで働きたいフリーランス志向の人

FAQ

Q. 三井住友信託銀行の平均年収・中央値はいくら?

A. 直近2025年3月期で平均752万円。
中央値は公開値がありませんが、平均×0.93~0.95(約700~715万円)と推定されます。
これは金融業界の年収分布や同業他社の中央値実績から算出しています。

Q. 何年目で600/800/1000万円に届く?

A. 600万円は4~6年目(主務:G2)、800万円は7~9年目(主任:G3)、1000万円は10年目以降(調査役・課長:G4)で到達が目安です。
評価ランクや管理職昇進のタイミングによって個人差がありますが、総合職であればほぼ全員がG4までに1,000万円を実現できます。

Q. 年代・職種で年収はどのくらい違う?

A. 20代は450~500万円、30代は700~1,000万円、40代は1,100万円以上が目安です。
開発・営業・コーポレートなど職種による大きな差はありませんが、法人営業部門は評価次第で早期に高年収を狙えます。
地域限定職(Aコース)は総合職の約6割水準となります。

Q. 初任給と新卒1年目の想定年収は?

A. 学部卒は月給268,000円、院卒は月給293,000円。
想定年収は学部卒で約400~450万円、院卒で約430~480万円(残業月20hモデル)です。

Q. 残業時間やワークライフバランスは?

A. 平均残業は18.9h/月、有給取得率73.0%、休日日数は120日以上。
働き方改革の推進により、プライベートとの両立がしやすい環境です。

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