横浜銀行は神奈川・東京エリアを中心に展開する日本最大級の地方銀行です。
「地銀の雄」とも呼ばれる横浜銀行の年収や初任給、福利厚生、働き方まで、就活生や転職希望者が気になる情報を徹底的にまとめました。
業界内でのポジションや、他行との比較、リアルな口コミも交えながら、横浜銀行の魅力と実態を解説します。
横浜銀行の平均年収・中央値はいくら？業界内の位置付けも解説！
横浜銀行の年収水準は、地方銀行の中でもトップクラス。
ここでは、最新の平均年収データや、業界内での立ち位置について詳しく見ていきましょう。
平均年収
横浜銀行の行員の平均年収は980万円（2023年3月期・金融庁EDINET「有価証券報告書」より）です。
この数字は、全国の給与所得者の平均（458万円／国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」）の2倍以上という非常に高い水準。
従業員数（連結）は5,604名、平均年齢は40.0歳、勤続平均年数は12.7年と、安定したキャリアを築く環境が整っています。
銀行業界全体で見ても、メガバンクに迫る待遇を誇っているのが特徴です。
業界内での位置づけ
横浜銀行は、地方銀行の中で圧倒的な規模と収益力を誇ります。
メガバンク（みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行）と比較しても、平均年収では遜色ない水準。
例えば、みずほ銀行の平均年収は793万円（2023年3月期）、静岡銀行は753万円、福岡銀行は723万円。
このように、横浜銀行は地銀の中で群を抜いた高待遇を実現しており、首都圏の優良企業としても知られています。
横浜銀行の年収推移（過去4年）
横浜銀行の年収は安定して高水準を維持しています。
ここでは、直近4年間の平均年収・平均年齢・従業員数の推移を表でまとめました。
| 年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 従業員数 |
|---|---|---|---|
| 2020年3月期 | （非公開） | （非公開） | （非公開） |
| 2021年3月期 | （非公開） | （非公開） | （非公開） |
| 2022年3月期 | （非公開） | （非公開） | （非公開） |
| 2023年3月期 | 980万円 | 40.0歳 | 5,604名 |
出典：金融庁EDINET「2023年3月期有価証券報告書」
年代・職種・役職別の年収目安
横浜銀行の年収は、年齢や職種、役職によって大きく異なります。
ここでは、推定レンジとその根拠をもとに、年代別・職種別・役職別の目安を解説します。
年代別（20代／30代／40代／50代）
20代：400万～600万円
30代：600万～800万円
40代：800万～1,000万円
50代：1,000万～1,200万円
この推定レンジは、平均年収980万円・平均年齢40歳というデータから、年功序列的な昇給カーブを想定して算出しています。
20代後半から30代にかけて大きく年収が伸び、40代以降は役職や評価によって1,000万円を超えるケースも珍しくありません。
職種別（例：開発／営業／コーポレート）
横浜銀行では、営業職が最も人数が多く、年収も高めの傾向です。
開発（IT・システム）やコーポレート（管理部門）は、営業に比べるとややレンジが下がるものの、全体的に高水準。
– 営業：600万～1,200万円（インセンティブや実績による変動あり）
– 開発：500万～1,000万円
– コーポレート：500万～900万円
特に営業職は、実績や役職によって年収が大きく変動するため、成果を出せば若くして高年収も狙えます。
役職別（一般／主任／係長／課長／部長）
役職ごとの年収目安は以下の通りです（推定）。
- 一般職：400万～700万円
- 主任：600万～850万円
- 係長：800万～1,000万円
- 課長：1,000万～1,200万円
- 部長：1,200万～1,500万円
このレンジは、平均年収・年齢構成・業界標準をもとに算出しています。
昇進スピードや評価によって個人差が出ますが、課長クラスで1,000万円超、部長クラスで1,200万円以上が一般的です。
初任給・新卒1年目の年収
横浜銀行の初任給は、全国平均と比べても高い水準。
新卒1年目の想定年収やモデルケースも詳しくご紹介します。
学部卒／院卒の月給・賞与・想定年収
総合職
– 大学・専門学校・高専卒：220,000円
– 大学院卒：235,000円
カスタマーサービス職
– 大学・短大・専門卒：195,000円
賞与は年2回支給され、初年度の想定年収は、学部卒で約350万～400万円、院卒で約370万～420万円が目安です。
（賞与は業績や評価によって変動）
モデルケース（残業月20h想定）
例えば、総合職・学部卒の場合、
– 月給：220,000円
– 残業手当（月20時間）：約30,000円
– 年間賞与：2.5～3.5ヶ月分（約55万～77万円）
これらを合計すると、初年度の年収は約380万～410万円となります。
残業時間や賞与額によって多少の変動はありますが、全国平均より高めのスタートが切れるのが特徴です。
賞与・昇給・インセンティブ
横浜銀行の賞与や昇給制度、評価の仕組みについて解説します。
安定した収入とキャリアアップのチャンスが両立できる環境です。
支給回数／目安月数／評価軸・等級制度の概要
賞与は年2回（夏・冬）支給され、年間で2.5～3.5ヶ月分が目安。
業績や個人評価によって増減します。
昇給は年1回実施され、年功序列と成果主義のハイブリッド型。
等級制度や評価軸は、職務内容・成果・コンピテンシー（行動特性）など多面的に評価されます。
営業職にはインセンティブ制度もあり、実績次第で賞与や昇給に大きく反映されるのが特徴です。
手取り額の目安（年収600万円・単身）
年収600万円の場合、税金や社会保険料を差し引いた手取り額はどの程度になるのか、具体的に見てみましょう。
月次／年次の概算手取り（控除の簡易内訳）
年収600万円（単身・扶養なし）の場合、
– 所得税：約20万円
– 住民税：約30万円
– 社会保険料：約80万円
合計で約130万円が年間控除されます。
したがって、年間手取りは約470万円、月額では約39万円が目安です。
実際の手取りは、住民税や保険料の地域差、扶養状況によって若干変動します。
福利厚生・待遇
横浜銀行は、金融業界らしい充実した福利厚生が魅力。
働きやすさやキャリア支援の面でも高い評価を受けています。
休暇・働き方（有給取得率／在宅・フレックス）
– 完全週休2日制（土日祝休み）
– 年末年始休暇（12月31日、1月1日～3日）
– 有給休暇：勤続年数に応じて15～20日付与／年
– 平均有給取得日数：16.2日（2021年度）
– フレックスタイム制あり（フレキシブルタイム6:00～22:00）
– 在宅勤務制度も一部導入
制度休暇（5日間および1週間連続休暇、スポット休暇、リフレッシュ休暇）や、看護・介護・育児休暇も充実しています。
金銭系（退職金／住宅手当／持株会／年金）
– 退職金制度あり
– 住宅融資、家賃補給金、住宅補給金
– 持株会制度
– 独身寮・社宅完備
– 各種労働社会保険完備
金融機関らしく、住宅関連のサポートや退職金も手厚いのが特徴です。
育成・キャリア（研修／公募／異動制度）
– 新入社員研修・階層別研修・専門分野研修など多彩な研修制度
– 公募型のキャリアチャレンジ制度
– 異動希望申請制度
– 育児休業者向け復職支援カリキュラム
人材育成に力を入れており、自分のキャリアを主体的に描ける環境が整っています。
横浜銀行は激務？労働時間の実態
銀行業界は「激務」のイメージもありますが、横浜銀行の働き方はどうなのでしょうか。
実際の労働時間や残業の実態を解説します。
平均残業時間／みなし残業の有無／休日日数
– 就業時間：8:40～17:10（休憩60分）
– フレックスタイム制あり
– 時間外労働：必要に応じて発生（みなし残業なし）
– 休日：完全週休2日制＋祝日＋年末年始
– 年間休日日数：約120日以上
– 平均有給取得日数：16.2日
平均残業時間は月20～30時間程度と、金融業界の中では比較的落ち着いた水準。
ワークライフバランスを重視した働き方が推進されています。
口コミ・評判
実際に働く人の声は、企業選びの重要な判断材料。
横浜銀行の年収に関するリアルな口コミを、良い面・悪い面それぞれご紹介します。
年収に関する良い口コミ
「地銀の中では圧倒的に年収が高い。
30代で住宅ローンも無理なく組める水準」「賞与が安定していて、生活設計がしやすい」「営業成績を上げれば若くして高年収も可能」など、給与面の満足度は非常に高いという声が多く見られます。
特に、首都圏で働きながら高待遇を得られる点が評価されています。
年収に関する悪い口コミ
「昇進しないと年収が頭打ちになる」「営業ノルマが厳しく、成果が出ないと賞与が下がる」「メガバンクと比べると福利厚生や昇給ペースでやや見劣りする」といった声も。
また、評価や配属によって年収に差が出やすいという点も指摘されています。
採用大学の傾向
横浜銀行は、首都圏の有名大学を中心に幅広く採用しています。
主な採用校や選考傾向についてまとめました。
| 主な採用大学 | 選考傾向 |
|---|---|
| 慶應義塾大学、早稲田大学、明治大学、青山学院大学、中央大学、法政大学、横浜国立大学、神奈川大学、東京大学、上智大学 ほか |
地元志向・首都圏志向の学生が多く、人物重視の選考。 金融業界への理解や地域貢献への意欲が評価されやすい。 |
新卒向けワンポイント（内定後すぐにやること）
内定後は、金融業界の基礎知識やビジネスマナーの習得を進めておきましょう。
特に、簿記やFP（ファイナンシャル・プランナー）資格の勉強は入社後に役立ちます。
また、配属先や勤務地の情報収集、同期との交流も積極的に行うとスムーズなスタートが切れます。
横浜銀行に向いている人・向いていない人
横浜銀行で活躍できる人・そうでない人の特徴をまとめました。
- 向いている人
- 地域貢献や地元密着型の仕事にやりがいを感じる人
- 安定した環境で長く働きたい人
- 数字や目標に対して粘り強く取り組める人
- お客様との信頼関係を大切にできる人
- 向いていない人
- ノルマや営業活動が苦手な人
- 転勤や異動に柔軟に対応できない人
- 変化の激しい環境を好む人
- 短期間で大きな成果や昇進を求める人
FAQ
Q. 横浜銀行の平均年収・中央値はいくら？
A. 直近2023年度で平均980万円。
中央値は公開されていませんが、平均×0.9～0.95の範囲（約880万～930万円）と推定されます。
これは年功序列的な給与体系が主流のため、極端な高額者が少なく、中央値も高めになる傾向があるためです。
Q. 何年目で600／800／1000万円に届く？
A. 600万円は入社5～7年目（主任クラス）、800万円は10～13年目（係長～課長補佐）、1,000万円は15～20年目（課長クラス）が目安。
評価ランクや昇進スピード、営業成績によって前後します。
Q. 年代・職種で年収はどのくらい違う？
A. 20代：400万～600万円／30代：600万～800万円、
開発：500万～1,000万円／営業：600万～1,200万円（インセンティブあり）など、職種や成果によって差があります。
Q. 初任給と新卒1年目の想定年収は？
A. 学部卒220,000円・院卒235,000円、想定年収は350万～420万円（残業月20hモデル）。
賞与や残業手当で変動しますが、全国平均より高めの水準です。
Q. 残業時間やワークライフバランスは？
A. 平均残業20～30h/月、有休取得率約80％（平均取得日数16.2日）、休日日数は年間120日以上。
ワークライフバランス重視の働き方が可能です。
